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小石川後楽園

公園・植物園

小石川後楽園 施設情報・クチコミに戻る

東京都内に現存する最も古い庭園です!

  • 4.5
  • 旅行時期:2019/12(約6年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

神楽坂・飯田橋 クチコミ:4件

『小石川後楽園』は、江戸時代初期の徳川幕府第3代将軍「徳川家光」の時代となる1629年(寛永6年)に将軍家から拝領した76,689歩(約253,500平方メートル)の水戸徳川家中屋敷内(後の上屋敷)に水戸藩初代藩主「徳川頼房」が作庭家の「徳大寺左兵衛」に命じて屋敷内の高低差のある地形と既存樹木を活かしながら築いた庭園に江戸の街(神田・日本橋方面)に生活用水を供給するするために整備された神田上水(都市水道)を屋敷内に導き庭園に「大泉水」・「大堰川」などの水景を取り入れて造り上げた「築山泉水回遊式」の東京都内に現存する最も古い庭園です。
「徳川頼房」の三男であり儒教をはじめとする学問に力を入れていた第2代藩主「徳川光圀」の時代になると「徳川光圀」が招聘した中国・明の儒学者「朱 舜水(しゅ しゅんすい)」の助言もあり、「唐門」、「円月橋」 、「文昌堂 」、「得仁堂」などの中国風の意匠や儒教の精神を新たに加えた庭園内の改修・築造が行われ、庭園の名称を「朱 舜水」の選名した1044年(慶暦4年)に中国・北宋の政治家「范 仲淹(はん ちゅうえん)」著の「岳陽楼記」末尾の一節”天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ”から生まれた「先憂後楽」の精神を引用して『後楽園』と命名されています。
その後も幕末を迎えるまでは、水戸徳川家上屋敷の庭園となっていましたが、1869年(明治2年)に明治維新の一環として行われた「版籍奉還」により水戸藩最後の藩主(第11代)「徳川昭武」が明治政府に奉還しています。
旧水戸徳川家上屋敷跡は、1870年(明治3年)に「東京砲兵工廠」敷地の一部として陸軍省の所管となり屋敷部分に工場が建設されましたが、庭園部分の『後楽園』はそのまま保存され、1874年(明治7年)以降になると「明治天皇」の行幸および皇族の行啓を受け、外国人観覧者も多くなり世界的にも名園として知られるようなっています。
1923年(大正12年)になると『後楽園』が国の史跡および名勝に指定され、岡山に存在する『後楽園』と区別するために名称が『小石川後楽園』となっています。
「東京砲兵工廠」は、1931年(昭和6年)から九州の「小倉工廠」へと移転が始まり、1935年(昭和10年)に移転が完全に完了し、1936年(昭和11年)に『小石川後楽園』を除く「東京砲兵工廠」工場部分のとなっていた旧水戸徳川家上屋敷跡が民間企業「後楽園スタヂアム」(現在の「東京ドームシティ」)に売却されています。
『小石川後楽園』については、敷地面積70,847.17平方メートルの東京都立庭園として整備されたのち、1938年(昭和13年)に新たに開園し一般公開(有料)され、1952年(昭和27年)に文化財保護法に基づく国の特別史跡および特別名勝に指定されています。
今回は、日曜日のお昼時に待ち合わせで水道橋に行く予定があったので待ち合わせ前の午前中の時間を利用して20数年ぶりに『小石川後楽園』に立ち寄りました。
紅葉シーズンでもあり、園内は午前中から大勢のカメラを持った方で賑わっていました。
『小石川後楽園』は、四季折々草花や紅葉などとともに園内のさまざまな角度から「築山泉水回遊式」の庭園の景観を写真撮影しながら楽しめるお薦めの観光スポットです!
デジカメを手にして写真撮影を楽しみにしながら入園しましたが、入園直後にまさかのカメラバッテリー切れとなってしまい庭園内の写真撮影がほとんどできない事態に呆然としてしまいました。
気を取り直して園内の景観を目に焼き付けてと思いながら園内を廻りましたが、写真撮影をしないで園内を歩いているのは自分だけで寂しさだけが残る結果となってしまいました。
機会があれば『小石川後楽園』に立ち寄り写真撮影をしながら園内を満喫してみたいと思います・・・

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
都営地下鉄大江戸線:飯田橋駅C3出口から徒歩3分ほか、JR総武線:飯田橋駅・水道橋駅、東京メトロ:飯田橋駅・後楽園駅から徒歩8分程度です。
人混みの少なさ:
3.0
紅葉シーズンの日曜日午前中でしたが、多くの方が来園していました。
バリアフリー:
2.5
園内各所に高低差(段差)があります。
見ごたえ:
4.5
四季折々草花や紅葉などとともに園内のさまざまな角度から庭園の景観を楽しめます。

クチコミ投稿日:2020/07/19

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