ボリューミーでリーズナブルなオステリア
- 4.0
- 旅行時期:2020/06(約6年前)
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by サバ~イ@元ツアコン上から目線さん(女性)
三軒茶屋・駒沢 クチコミ:5件
三軒茶屋駅の喧騒から少しだけ離れた裏道に存在する二階建ての古民家オステリア。
入り口はオープンテラス席あり、1Fはカウンター席メイン。
2F席、個室も用意されている。
イタリアンといっても、お出汁でいただく和と伊のフュージョン料理といった感じである。
それだけではなく、野菜から魚介、パスタ等、各種こだわりの素材を用い、無添加・無化調といった調理法にもこだわっている。
ワインの品ぞろえも豊富なのも、オステリアの域を超えている。
アラカルトもいいが、コースがお得でボリューミーだ。
「りんどう たっぷり旬野菜コース」3500円を予約していただいた。
全7品だが、パスタは2種類チョイスできる。
自家製にこだわったオリジナル「クラフトレモネードサワー」は、レモンのほろ苦さがオトナの味わいで、甘すぎずサッパリしている。
・季節のパンナコッタ
小さなガラスの器に入っているのは、枝豆のパンナコッタだ。
クリーミーな食感と、スイーツのような甘さが感じられる季節にピッタリな一品。
枝豆の味がしっかりと伝わってくる。
・本日のカルパッチョ
涼しげなガラスのプレートには、11日熟成させたカンパチ、イシダイ、そしてヒラメが盛られている。
これに出汁のきいたジュレを絡ませていただくスタイル。
ねっとりと濃厚、脂ののったイシダイが特に美味。
ジュレの酸味が強すぎずマイルドで、差からな甘みが引き立っている。
・りんどうのたっぷり野菜畑
これがコースのメインといってもいい料理は、ウッドボードにカラフルな野菜がたっぷりと盛られている。
思わず「え、こんなに?」と言ってしまうほどの量。
プリプリとして甘みの強いタマネギ、甘くてジューシーなニンジン、水気がジュワリと口中ではじける茄子、ホクホクとしたそら豆、コリコリとした食感がいいズッキーニ・・・どれも野菜本来の旨味が十分感じられ、カラダの内側から美と健康に働きかけてくれるかのよう。
ピクルスはシャキシャキとし、酸味が控えめであっさりとして食べやすい。
キノコ類のアヒージョが熱々で、これもかなり美味だ。
ミネラルたっぷりのダイヤの塩か、バーニャカウダソースでいただくが、個人的には素材の旨味が引き立つシンプルな塩でいただくのが好み。
・冷製りんどうのTonkatsu
Tonkatsuと名付けられているので揚げ物かと思いきや、香草パン粉を散らし、自家製ウスターソースをかけたローストポーク。
柔らかなポークはしつこすぎず、いい感じの脂の旨味が感じられる。
・自家製酵母のフォカッチャ
温かなフォカッチャはパサつきもなく、いい感じのしっとり感だ。
・パスタ
2種類が選べるパスタは、自家製ベーコンと山形野菜を白味噌クリームで、無添加たらことほうれん草をレモンバターでいただいた。
パスタ自体がモチモチ弾力があり、とても美味しい。
古代小麦で仕込まれる生パスタだそうだ。
たらこはレモンの酸味とバターのコクが相まって、たらことも好相性。
自家製ベーコンのパスタは、ベーコン自体もジューシーで美味だが、使われているブロッコリーがかなりの美味しさ。
白味噌クリームでいただくパスタはクリーミーであはるが、しつこすぎず食べやすく、日本人の口に合う。
・ティラミス
甘酒を垂らしていただくという珍しいスタイルのティラミス。
ねっとり濃厚なコクがありながらもサッパリとしていて重くなく、〆デザートでもペロリといける。
エスプレッソをしみこませたスポンジにも甘酒が使われているらしく、ティラミスながらもまろやかな味に仕上がり、さながらスイーツ専門店にも負けない味わいで美味だった。
3500円で考えられないほどのボリュームあり、質の良い野菜がたっぷりと食べられるのは、かなりの高コスパ。
気取りのないオステリア、デートにも良し、大人数でも良し、カウンターでしっぽりとお一人様も良しだ。
- 施設の満足度
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4.0
- 一人当たり予算:
- 7,500円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
- 観光客向け度:
- 3.0
クチコミ投稿日:2020/06/10
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