南側の一寸した広場や親柱などが綺麗な橋です

3.5
旅行時期：2020/02（約6年前）

日本橋クチコミ：183件

　中央区八丁堀界隈を散策の折立ち寄ったところの一つがこの久安橋で、八丁堀１,２丁目の境界と京橋１丁目・日本橋３丁目の境界を結び、ほぼ南北に走る半地下構造の高速道路に架かり八重洲通りを渡している跨道橋です。
　橋の北側は、東西詰とも結構大きな銀杏の木があるのは良いが、近くに高速道路の出入口があるので注意が必要です。
　一方南側は、北側と同じように銀杏の木があり、一寸した広場になっていて橋上とは思えずゆっくり出来るところです。
　この南側の西側角に説明書きが刻まれた石碑があるので見ると、
　江戸時代に「越中橋」と呼ばれていたが明治維新で「久安橋」と改称されたことや橋名の由来。
　を初め、橋の歴史や周囲の様子などとともに、平成３年度に自然石を使い、デザインに「アーチ」の曲線を取り入れ、人々に親しまれる橋として装いを新たにした。
　ことなどが分かります。
　この久安橋は、川でなく高速道路に架かっているので橋らしい感じはしないが、南側の一寸した広場や親柱などが綺麗なので近くに来られた折などに立ち寄ってみては如何でしょう。
　因みに、この久安橋は、かつて船入運河だった楓川が、昭和３９年 (1964) の東京オリンピックに向けて埋め立てられ半地下構造の高速道路になる前に架けられていた五つの橋 (新場橋・久安橋・宝橋・松幡橋・弾正橋) の一つとのことです。