ものすごいボリューム

4.0
旅行時期：2019/08（約6年前）

新橋クチコミ：7件

新橋。
サラリーマンの聖地。
基本的に男性の集まる界隈はうまい店が存在する。
年齢層が高ければ高いほど、そこはおいしい店となる。
その類にもれないのが、このお店だった。

店のあるビルの1階には、大きな提灯が掲げられている。

階段を上ってドアを開けると、そこは週末だったから、ほぼ満席であった。

カウンター席で、コースでいただいた。

おおばのお任せコース
3000円。
肉盛り9種。

この店は焼肉なのであるが、牛肉だけではなく、豚、鶏と、様々な肉が食べられる珍しいスタイル。

もちろん、炭火焼きである。
やはり、肉は炭火焼が1番うまい。

このコース、驚きのコースで、かなりの品数が楽しめるのだ。

朝締め鶏、朝締め豚を使った超新鮮な肉類を、炭火で焼いていただく。

メニューのネーミングが面白く、見ただけでは何なのかがよくわからない。
そこは説明があるので問題なしだ。

アルコールのネーミングも変わっており、レモンサワーだけでも8種類。
あの～レモンサワー
あのとは何か意味不明だが、それぞれ使っているリキュールが異なるそうだ。
アルコール度数も、甘い辛いもリキュール次第。
さっぱりしたかったので、あの生レモンサワーをいただいた。

中山さんのキムチ
神戸から取り寄せていると言うキムチ。
このキムチが、いきなり旨すぎる。
熟成度がほどよく、旨味がしっかりしていい味だ。

おつまみ
柔らかい鶏肉の上に、カイワレたっぷりみょうがも混ざっている。
出汁がかかった和風の盛り付けで、さっぱりして美味だ。

ふくながのおっぱい
かなり妙なネーミング。
なにかと思えば、鶏の胸肉だった。
その美しいピンク色と、みずみずしさ、弾力のありそうな、そして柔らかそうな生の鶏肉を見た瞬間、絶句する。
かなり分厚い胸肉だ。

こんなキレイな鶏肉を見たのは初めてである。
確かに、おっぱいというネーミングにふさわしい。
これを表面を焼き、わさびをつけ、磯辺焼きのように海苔で巻いていただく。
焼鳥屋で言えば、鳥わさだが、海苔の風味が香ばしく美味すぎた。

佐藤さんの和牛肉盛り

米沢のタン、鹿児島のはらみの盛り合わせ。
どのお肉も、肉に合わせた独自のタレでいただくスタイルも面白い。

小さなビーカーに入った、いぢぢくタレなど、各種タレが可愛い。

炙り肉刺し
アイスランドラム、白レバーの炙り。
とろけて甘みのあるレバー。
クセがなくあっさりしていながら旨味のあるラム。

染谷さんの鶏肉盛り

信玄鳥の盛り合わせは、もも、手羽先、丸ハツの3種に、北海道ゴールドラッシュ添え。

ももはジューシーで弾力があり、手羽先は表面がカラッと焼けて骨周りの肉もかなりあり、ジューシーでおいしすぎた。
こんなにおいしい手羽先初めてだ。
酢醤油でいただくスタイルでさっぱりと。
丸ハツは、ハツの原型。
焼鳥屋だと丸のままは出ないが、ツヤツヤとした玉のようなハツをそのままいただける。
シコシコとした食感がとても良い。

香味鉢野菜

お口直しの野菜サラダ。

お口直しと聞いて、ぎょっとした。
ということは、これからまだ肉が出るのか。。。

かなりお腹苦しい。

井上さんのホル肉盛り

豚のホルモン盛り合わせ。
レバーが、とにかく美味しい。
豚のレバーと言うと臭みがあり、好きではなかったが、ここのレバーが甘くて美味しいことといったらない。
豚レバー苦手が克服できる、すごいレバーだ。

和牛肉タレ旨ご飯

お腹いっぱいなのに締めがあった。
南部鉄器で炊かれたご飯は、小さくさいの目にカットされた牛肉たっぷり。
ここにタレを入れて混ぜていただくのだ。
薬味はネギがアクセント。
このごはんも、ものすごくおいしい。

肉のエスプレッソ

お肉の出汁がしっかりと出たスープ。
このスープご飯にかけると、ひつまぶしのようになり、２度美味しい。

異常なほどお腹がいっぱいだった。
これで3000円はありえない。

と思いつつ、スイーツは別腹、

コースにはないが
トロワムスカテールの美味しいアイスをオーダー。
マンゴーアイス(シャーベット)だが、かなり濃厚なマンゴー味でフルーティーで美味しい。
たしかに、美味しいアイスだった。

プラス2000円で飲み放題もOK。

どこまでもリーズナブルで美味しい。

肉をリーズナブルに、とことん食べたいときに、また利用したい店だ。

やはり新橋は侮れないものだ。