樹木に囲まれとても静かで見るものがいろいろある稲荷神社です

4.0
旅行時期：2019/12（約6年前）

日本橋クチコミ：183件

　中央区新川界隈を散策の折訪ねた一つがここ於岩稲荷田宮神社で、新川の真ん中近くのビルに囲まれた森のような一画に祀られ、境内には、中央区登録の区民有形民俗文化財などがあります。
　この神社は、通り沿いに鳥居などがなくブロック塀の角に、遠慮がちに社号表示がある位なので気を付けていないと見逃してしまいそうなところです。
　裏の出入口のような社号表示脇の石段を上がり一寸進むと、左手の樹木の向こうに鳥居や社殿などが見えるので神社ということが分かり、拝殿右手にある石造りの鳥居近くに説明板があります。
　その説明板を見ると、
　ここ於岩稲荷田宮神社は、文政８年 (1825) に初演された「東海道四谷怪談」の主人公、お岩の伝承を持つ神社であり、
　境内にある石造の鳥居と百度石は、共に中央区民有形民俗文化財に登録されている。
　とのことで、社地や鳥居、百度石のことについて記されていていろいろ分かります。
　また、説明板には載っていないが、狐塚や村田竹次郎之碑があり歴史を感じるものの由来などが分からないのが一寸残念に思います。
　ここ於岩稲荷田宮神社は、ビルに囲まれているとは思えないようなとても静かなところで、お岩さんが祀られている以外にも歴史を感じるものがいろいろあるので新川に来られた折などに訪ねることをお勧めします。