小石川後楽園と隣接するビル群との共存を図り緑を取り入れた潤いのある歩行者専用緑道です!
- 4.0
- 旅行時期:2019/12(約6年前)
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by hiroさん(男性)
神楽坂・飯田橋 クチコミ:4件
『後楽緑道』は、「東京ドームシティ黄色いビル」の西側に都道405号線「外堀通り」に沿って建ち並ぶ「住宅金融支援機構本店ビル」、「コートレジデントタワー」、「後楽森ビル」、「トヨタ自動車東京本社ビル」の北側敷地部分に隣接している1938年(昭和13年)に都立庭園として開園した「小石川後楽園」の築地塀に沿っておよそ250メートルの歩行者専用緑道として、午前7時から午後8時までの時間帯に限定して一般に開放されている歩行者空間です。
ちなみに隣接する「小石川後楽園」は、江戸時代初期の1629年(寛永6年)に水戸徳川家中屋敷内(後の上屋敷)に水戸藩初代藩主「徳川頼房」が作庭家の「徳大寺左兵衛」に命じて築いた庭園を第2代藩主「徳川光圀」が改修して中国・明の儒学者「朱舜水」の選名によって「後楽園」と命名し完成した築山泉水回遊式の日本庭園であり、1923年(大正12年)に国の「史跡」・「名勝」に指定、1952年(昭和27年)に国の「特別史跡」・「特別名勝」に指定されています。
この「小石川後楽園」に隣接する『後楽緑道』は、関係地権者(独立行政法人住宅金融支援機構、コートレジデントタワー管理組合、森ビル株式会社、トヨタ自動車株式会社、東京都下水道局)5団体により組織される「後楽緑道管理運営協議会」が、1996年(平成8年)の「文京区都市マスタープラン」に掲げる「緑と水の整備方針」に基づき、景観や利用者の快適性・利便性に配慮しながら「小石川後楽園」正門へ導くプロムナードとなるように「トヨタ自動車」が先に整備していた緑道の延伸、築地塀、案内板、ベンチおよび資料展示室(小石川後楽園展示室)などの整備・設置を行い2007年(平成19年)から管理されており、2009年度(平成21年度)に「小石川後楽園」と隣接するビル群との共存を図り緑を取り入れた潤いのある景観が緑地整備の模範となるとして東京都文京区から第9回「文の京(ふみのみやこ) 都市景観賞 景観創造賞」を受賞しています。
水道橋方面から「小石川後楽園」へ向かう際に『後楽緑道』を通りましたが、JR総武線「水道橋駅」西口改札から『後楽緑道』を利用して「小石川後楽園」正門までは、およそ650メートル(徒歩9分程度)となります。
敷地南側の「外堀通り」に面したビル群と「外堀通り」を通行する自動車の景観を全く感じさせない敷地北側の『後楽緑道』は、「小石川後楽園」の築地塀と調和した緑豊かな緑道空間の雰囲気がとてもよく緑地空間の途中にある水戸藩徳川家小石川屋敷跡から発掘された出土品や発掘調査時の様子の写真パネル・実測図などが展示されている「小石川後楽園展示室」などに立ち寄りながら「小石川後楽園」へと向かう歩行コースはお薦めできます。
今回は、『後楽緑道』を通りながら「小石川後楽園」に到着した直後にカメラのバッテリー切れとなってしまい庭園内の写真撮影が殆んど出来なかったので、機会があれば『後楽緑道』を利用して、また「小石川後楽園」を訪れて「小石川後楽園」内を満喫してみたいと思います・・・
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 小石川後楽園の南側隣地境界の築地塀に沿って造られた歩行者専用の緑地空間です。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 小石川後楽園と水道橋方面を行き来する歩行者が利用しています。
- バリアフリー:
- 4.0
- 段差の無い歩行者専用緑道です。
- 見ごたえ:
- 3.5
- 小石川後楽園の築地塀と調和した緑豊かな雰囲気がとてもよい 緑地空間です。
クチコミ投稿日:2020/01/01
いいね!:8票
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