甲斐国と駿河国を結ぶ街道

4.0
旅行時期：2019/09（約6年前）

by Ptravelerさん（男性）

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中道往還は甲斐国（山梨県）と駿河国（静岡県）を結ぶ街道の一つである。具体的には、甲府から右左口、上井出、大宮を経て吉原に至る。甲府市中心部におけるルートの一部についてはいくつかの説があるようである。基本的なルートは、甲府駅南側、旧甲州街道の中央交差点で交差する魚町通りを南下し青葉通りとの交差点で左折してすぐ右折してまた南下し県道113号線の甲府精進湖線に入り南下するルートのようである。また、山梨県の資料によると、甲府駅南側の遠光寺東交差点を起点に中道往還が通っていた南側の右左口に至る伊勢通り（甲府中央右左口線）が中道往還と記載されている。お勧めの点は、上記前者のルートのうち魚町通り沿いには信立寺や正ノ木稲荷稲積神社等の寺院のほか、この周辺の道路としては飲食店や印傳屋等ショップが比較的多くあり昔から多くの人が行き来きしていたことが伺えること、伊勢通り（甲府中央右左口線）については観光・商業施設はないが、甲府と右左口を結ぶ重要な道路となっていることである。訪問時の感想は、今回、甲府中心部における中道往還があったルートを歩いてみたが、魚町通りやその南側の通り沿いには古い建物もかなり残っていてそれらや信立寺等を見ながら昔、多くの人々が甲斐国と駿河国の間を行き来しているのを楽しく想像しながらこれら通りを歩くことができ、また伊勢通り（甲府中央右左口線）が中道往還が担っていたように甲府と右左口を結ぶ重要な道路となっていることが理解でき訪問して良かった。