古代エジプトミステリー体験
- 4.0
- 旅行時期:2019/09(約6年前)
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by noelさん(女性)
渋谷 クチコミ:3件
連休の中日に出かけました。
以前から気になっていた美術館です。
開館が土日に限定されていたので、不思議に思っていました。
しかも渋谷の雑踏を通って、タワーレコード前のビルの8階にあります。
雑居ビルの中に入ると不思議な空間がそこにはありました。
まずは靴を脱いでスリッパに履き替えます。
最初に説明をしていただき5分間のビデオを観て古代エジプトに関する基礎知識を
予めインプットします。
私が行った際には古代エジプトのガラスについてでした。
「煌めきと色の魔術師!エジプト展第2弾~謎のガラス職人たち」でした。
(つまり第1弾もあったのでしょう・・・)
あまり古代エジプトとガラスの関連については周知していなかったのですが、学芸員さんのようなガイドスタッフの女性に教えていただきます。
ちょっとミステリーです。
紀元前約5000年以上前の古代エジプト文明ですが、紀元前約3500年頃にガラスの製造があったそうです。
まずは綺麗な水色のようなブルーは銅を加工したそうです。そして濃い青はコバルトを加工して作られました。まるで錬金術のようです。(確か錬金術ってエジプト発祥だったような・・・。)
古代のガラスの展示品は713点もあるそうです。
ジュセル王の遺跡にあった薄いブルーのパネルのようなガラスもありました。
そして今なお色褪せていないのに吃驚でした。
それからウラエウス(ツタンカーメン王の物ではありませんが、カノポス厨子の装飾)が
見られます。カイロ博物館で見たツタンカーメン王の物とほとんど違いませんでした。
アメンホテプ2世時代のモザイクガラスの断片は、非常に価値のあるもののようでした。
確か間違っていなければ、メトロポリタン美術館に貸し出したこともあったそうです。
ラムセス2世の心臓の護符のような物もありました。吃驚です。
その他、新王国時代のネックレスや、中にはメソポタミア、ミケーネ文明の物まで展示されてました。
また丸い大きな物があって、これは神殿の列柱の上の部分だそうです。
カルトゥーシュのようなものも刻まれていて、その下にヒエログリフで、この王のことを尊敬する・・・・・らしきことが書かれていたようです。
また一人でライトを持参して、宝探しのようなことも。
ミイラを入れていた木棺などもありました。
しかも時々クイズがあります。真面目に見ていたので全問正解で、ガラス職人さんに合格できました。(笑)
一風変わった美術館でしたが、楽しめました。
それにしても、創設者である菊川博士は、凄いコレクターです。
帰りにはスティック状のお線香(ジャスミンとムスクがありました。ジャスミンにしました)と、粉末状のようなちょっと樹脂っぽいような物も購入しました。
自宅で早速焚き染めてみましたが、日本の香道で聞く香り(羅国のような、真那伽のような)に似てました。
なんとも不思議な体験でした。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2019/09/22
いいね!:60票
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