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旧閑谷学校

名所・史跡

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国宝の閑谷学校講堂には、凄い技術が凝縮されていた

  • 4.0
  • 旅行時期:2018/05(約8年前)
sio爺さん

by sio爺さん(男性)

備前・日生 クチコミ:1件

岡山県の閑谷学校は、寛文2年(1670)に岡山藩主 池田光政の命で創設された、現存する日本最古の庶民のための学校で、講堂は国宝指定されている。門をくぐって左が講堂で、床は透明の漆を刷り込んだ拭き漆で仕上げられている。訪問時は大豪雨で、門から講堂まで歩いている人は誰もいなく、私達も外観を見学した程度で、駐車場に停めていたレンタカーに引き上げた。
訪問後に、VTRで「美の巨人」を見てみると、閑谷学校講堂には驚くべき技術が施されていることがわかった。そこには、①岡山のダ・ヴィンチによって手がけられた ②光り輝く床 ③かまぼこ形の石塀、という三つの奇蹟があるそうだ。
下記に、その内容を列挙したい。
閑谷学校の建設を任されたのは津田永忠で、岡山藩きっての英才であり岡山藩200年の歴史のなかで 最も傑出した藩政家だったそうだ。番組で岡山のダ・ヴィンチと評しているのは津田永忠のことだ。
・まず講堂の床はビー玉を置いても動かないほど水平に保たれているが、その秘密は床から天井を支える10本の丸い柱だ。この柱は、巨大な丸太を縦に4分割した一本一本で、丸太の芯を使わないことで狂いを生じることなく、真っすぐな状態を永続できる。
・次に床面の輝きだが、掃除の賜物ということではなく、秘密は瓦にあった。屋根瓦は普通、壁土で固定するようだが、講堂の屋根は丸瓦と平瓦を、切れ込みを入れた木材に引っかけて止めている。すると壁土を使わないので土ぼこりが落ちないために、床が劣化しないということだ。他にも屋根の内側に空気管を設置したり、講堂の基礎に和風セメントを使用して劣化を防いでいる。
・圧巻はかまぼこ型の石塀かもしれない。高さ1,5~1,8mで、全長756mで、破綻したところがない。石の目地から雑草が生えないように、中に詰められた割栗石を徹底的に水洗いして、土や種を取り除いているということだ。そのため現在も雑草が全く生えていない。このように、閑谷学校の講堂には見えない所に凄さがあった。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
アクセス:
3.0
人混みの少なさ:
4.0
見ごたえ:
4.0

クチコミ投稿日:2019/09/11

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