先代のおがさわら丸に比べ、居住性の良さは雲泥の差。
- 3.5
- 旅行時期:2019/08(約6年前)
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by 小笠原 国光さん(男性)
父島 クチコミ:1件
寝返りうって目を覚ましたら、眼前に見知らぬオッサンの顔が在ったなんて事も、自分の寝床でうっかり伸びをしたら、頭上のおっさんの頭髪を両手両指で掻いちゃったなんて事も、今となってはいい思い出…でも無いか。
とにかく、三代目おがさわら丸は、乗船客一人一人のスペースがキチンと確保されているので、繁忙期の奴隷船かの様なひどい状態からはとりあえず解放された。24時間の船旅であるだけに、それだけでも大した改善であると感じられる。
各船室へ向かうための通路も広くなって、歩き易くなっていた。
特にお勧めしたいのが、二等寝台だ。この一つ上のランクの寝台も利用したが、寝台それぞれにテレビが備わっている以外、大した差は見当たらず、これなら二等寝台で十分だと思う。
寝台はカーテンを〆るだけで自分の世界が形成されるので、普段なかなか出来そうで出来ない、本一冊丸ごと一気読みなんて事も可能なのである!
ずっと寝転がっていると、腰や背中が確実に痛くなるが、ある意味、贅沢な痛みと言えなくもない。
トイレは全個室ウォシュレット完備!紙で拭くだけだった時代に戻るのはもう絶対に無理!と思っている私のような人間には最低限の設備である。先代のおがさわら丸も後年は完備していたが、ただでさえ少し背の高い便座への後付けだったので、尚更高くなって前のめりがちで、座り心地は今ひとつだった。三代目おがさわら丸は、ウォシュレットありきでトイレがデザインされているので、そうしたトイレの心地の悪さは一掃されています。
旧おがさわら丸で一番気になったのが、船内の匂いだった。
トイレの匂いなのか、下水の匂いなのか、それが何だったのかは不明ですが、とにかく其の不快な臭いが船内のどこへ言ってもしていたような印象。三代目おがさわら丸は、新造船だけにその臭いが全く無くなったのも好印象を与えてくれている一因になっている。
しかし、相変わらずなのが、船内放送の数の多さと、音の大きさと、その内容の無さ。
これだけは、全く改善されておらず、おがさわら丸の評価を下げている最大の要因であると思う。船に乗っている間は、昼夜を問わず、頻繁に眠っている事が多くなりがちだが、気持ち良くウトウトしている時に、レストランの営業時間の情報など要らん。うるさいだけだ。
そんな情報は、プリントして各席ごとに貼っておくとか、通路の目立つところに張り紙しておけば良い。眠っている客をたたき起こしてまでして知らせる内容では、全く無い。
そもそも、レストランに行くくらい元気で食欲があるのなら、自分で調べる事も容易だろう。
かなりに確率で、具合が悪くて寝てる人だっているのだ。それを全く考慮せず、ただレストランや物品の売上げを上げることにばかりに思いが至っているような無神経さが腹立たしいではないか。
この無駄で邪魔な船内放送が無くなれば、もっともっと快適に過ごせるハズなのだが。
あと、せめて東京湾内では船内でもWifi を使えるようにして貰いたい。
- 施設の満足度
-
3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 飛行機なら一万円台で海外に行ける時代ですから、どうしても高く感じますね。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 年末年始、GW、お盆の時期はかなり混み合います。
- バリアフリー:
- 4.0
- エレベーターがついたので、以前よりは良くなりました。
- 乗り場へのアクセス:
- 5.0
- ゆりかもめ竹芝駅から徒歩1分で船客待合所
- 車窓:
- 3.0
- 階層によって全く外が見えないので、開放感は少なめです。
クチコミ投稿日:2019/08/01
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