世界貿易センタービルディング

学生時代から見上げていたＷＴＣが建て替えになるのは残念

5.0
旅行時期：2019/06（約5年前）

浜松町・竹芝クチコミ：2件

世界貿易センタービルディングは、学生時代の1970年に開業した民活プロジェクト第一号とも言うべき超高層ビルで、霞ヶ関ビルを追い越し、京王プラザホテルが開業するまで日本一の高さのビルであった。
特定街区の手法で、モノレールの浜松町駅や都市計画バスターミナル、東電広域変電所など地域に役立つ施設を組み込んだオフィスビルであった。
また、白い磁器タイル打ち込みのＰＣ版を使った外装が主流の時代に、海風の腐食に強いメンテナンスフリーのアルミ自然発色カーテンウォールを使った外装は斬新なデザインで、茶褐色の独特のフォルムで一目で見分けられるビルであった。
40階のペントハウス部分外周回廊を使った有料展望台やその下のレストランは大人気で、特に眼下の東京港を行き交う船や新幹線、東海道線、山手線、モノレールが常に動いているので楽しめる展望であった。
2021年に取り壊し建て替え開始が決定済で、やや視界は悪くなっているが、展望を堪能できるのもあと僅かの期間だ。