麻布十番の賑わいを通って来るとホッとするスポットです。

4.0
旅行時期：2019/04（約7年前）

麻布クチコミ：39件

賢崇寺は、港区元麻布の麻布台地中腹にある曹洞宗の寺で、２.２６事件の青年将校の墓があることで知られています。

地下鉄の麻布十番駅からパティオ通りを通って西へ６.７分、大黒坂の中腹を南に入る参道の坂を登ると、広大な墓地に囲まれた賢崇寺があります。一部はマンション敷地です。

1635年に佐賀鍋島藩初代藩主鍋島勝茂が疱瘡で亡くした息子の鍋島忠直を弔い建立したとされています。忠直の戒名「興国院殿敬英賢崇大居士」から興国山賢崇寺と号されました。

以降鍋島家の菩提寺として大切にされ、本堂裏には歴代当主の遺骨が納められた墓所があります（立ち入り禁止）。
戦災で焼けて再建された本堂や鐘楼はそれほど大きくはないが、鍋島藩の菩提寺というだけあって重厚な感じがします。周囲は静かな住宅街とお寺で、麻布十番の賑わいを通って来るとホッとするスポットです。