神田川は、江戸の上水の確保と江戸城の防御のため、本郷台地を開削して造られた人工河川です。
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- 旅行時期:2019/02(約7年前)
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by さいたまさん(男性)
秋葉原 クチコミ:18件
神田川は、江戸の上水の確保と江戸城の防御のため、本郷台地を開削して造られた人工河川です。
徳川家康が、江戸に入り、江戸城を中心とする世界最大の都市が出来上がりましたが、水の確保と江戸城の北の守りが、弱点でした。
特に、江戸城は、本郷台地から一気に駆け下りて来る敵には、対応できませんでした。
このため、本郷台地を、南北に隔絶するためと水源を得るため、掘割を開削することとなりました。
その難工事を東北の雄藩の伊達藩に命じました。
その掘割を造り、さらには拡幅されたのが、神田川です。
その結果、外濠として、江戸城の囲む2重の濠が完成したのです。
このため、江戸初期には、本郷台として一体であった地形が、現在の湯島聖堂のある湯島台と駿河台に、神田川で分けられてしまいました。
徳川家康の最大の対象勢力であった北の雄藩の伊達政宗の勢力を削ぐためにも、大事な工事だったのでしょう。
神田川の橋から見ると、眼下の低い位置に神田川が見られ、難工事であったことが、容易に理解できます。
神田川を見ると、徳川家康の北に対する脅威の大きさを、理解できます。
ぜひ、そのような観点で、神田川と両側の台地を見て欲しいと思います。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 景観:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2019/03/07
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