秋葉原駅の南西側の万世橋は、建て替えと改称に揺れた数奇の運命をたどっています。

3.5
旅行時期：2019/02（約7年前）

by さいたまさん（男性）

秋葉原クチコミ：18件

秋葉原駅の南西側の万世橋は、建て替えと改称に揺れた数奇の運命をたどっています。
千代田区の万世橋の解説板に、その経緯が記されています。
明治５年、最初の万世橋が、筋違御門の撤去で不要となった石垣の石で、現在の万世橋の上流１５０ｍに位置に、架けられました。(多分、筋違御門橋の位置？)
東京府知事は、万世橋と命名しました。
明治１７年、上流の昌平橋が流失したため、現在の万世橋の位置に、代用の橋が架けられました。(名称は、昌平橋とされた？)
本来の昌平橋が復旧したため、現在の万世橋の位置の代用橋は、新万世橋と改称されました。(明治３２年)
明治３６年、筋違御門橋跡の万世橋は、元万世橋と改称されました。
明治３６年、新万世橋は、鉄橋に架け替えられ、名称も万世橋と再び改称されました。
明治３９年、筋違御門橋跡の元万世橋は、撤去されました。
現在の場所の新万世橋は、関東大震災の後、昭和５年に、架け替えられたものです。
場所と名称が、時期ととともに変化しているため、判り難い経緯となっています。
竹島と鬱陵島との混乱とも、一部似通っているようです。名称は、大事にしなくてはなりません。
一度、万世橋を訪れ、理解を深められるのも有意義かと思います。