お代は木の葉で。

3.5
旅行時期：2018/12（約7年前）

by リラクマさん（女性）

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訪れた時の慈眼院沢蔵司稲荷は、人影もなく静かな木立の中にありました。ところで、沢蔵司さんは、実は千代田城内の稲荷大明神だったとのお話が現代にも続いているそうです。伝通院の学僧・沢蔵司さんはおそばが大好きで、表通りのおそば屋さんによく通ってきたそうですが、沢蔵司さんが来店した日の売上金の中には木の葉が混ざっていたそうです。ご主人はおかしいとは思いましたが、その後も気が付かないふりをしておそばをお出し続けたそうです。ある夜、主人の夢枕に沢蔵司さんが現れ、余は、実は千代田城内の稲荷大明神だが、修行が満願したので元の姿に還ると告げ、そばを頂いたお礼として商売繁盛を約束したと言い伝えられているそうです。今も繁盛している！おそば屋さんは伝通院前交差点近くのマンションの１階にある「稲荷蕎麦　萬盛」で、当日最初のおそば一杯は澤蔵司稲荷にお供え続けているそうです。