各種舞台公演の名作が映像化されスクリーンで鑑賞できる特徴ある映画館です!
- 4.0
- 旅行時期:2018/12(約7年前)
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by hiroさん(男性)
築地 クチコミ:2件
『東京劇場(通称:東劇)』の前身は、歌舞伎・軽演劇などを上演する演劇場として1930年(昭和5年)に開館しています。
太平洋戦争に突入する1940年(昭和15年)には、建物地下と5階に映画館が併設され、終戦を向える1945年(昭和20年)の東京大空襲により焼失した「歌舞伎座」が1950年(昭和25年)に復興した年に演劇場からロードショー映画館に転向しています。
現在の『東劇』は、1975年(昭和50年)に「東劇ビル」として建替えが行われ地上19階建ての建物3階にリニューアルオープンしています。
シアター内は、正面壁いっぱいに広がる横10.57メートル・縦4.5メートルのスクリーンが設置されており、最大収容人員が437名(座席数435席+車いす専用スペース2)ある客席に段差の無い幅広の通路が十字型に縦横に配置されている昭和レトロな雰囲気のある映画館です。
『東劇』では、「歌舞伎」の他に「ミュージカル」や「クラシックバレエ」など世界各地で行われている各種舞台公演の名作が映像化された特徴ある作品を上映しています。
今回は、2003年(平成15年)に「旧・歌舞伎座」での公演を映像化したシネマ歌舞伎「野田版 鼠小僧」を鑑賞するために『東劇』を訪れました。
「野田版 鼠小僧」は、現代演劇界を代表する「野田秀樹」氏の作・演出で、故・「中村勘三郎(18代目)」が「中村勘九郎(5代目)」のときに主役を務めた笑いあり・涙ありの作品で、現在の「歌舞伎座」が完成する前の2012年(平成24年)に57歳でこの世を去った18代目「中村勘三郎」の七回忌となる年に映画館のスクリーンで活き活きとした演技を鑑賞することができて感慨深いものがありました。
座り心地の良いゆったりとした座席にも満足しました。また、各座席に傘を掛ける金具が設置されていて雨の日の映画鑑賞の際に便利だと感じました。
「歌舞伎」、「ミュージカル」、「クラシックバレエ」などの演劇に興味のある方にお勧めできる映画館です。
『東劇』へのアクセスは、東京メトロ日比谷線「東銀座駅」6番出口より徒歩1分です。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 4.5
- 東京メトロ日比谷線・東銀座駅6番出口より徒歩1分です。
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 4.5
- シアター内の通路に段差が無く、車いす専用スペースも完備されています。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 各種舞台公演の名作をスクリーンで鑑賞できます。
クチコミ投稿日:2019/01/03
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