杉並区にある善福寺池の名の元になったという、東京区内で二番目に古いお寺さん

4.0
旅行時期：2018/11（約7年前）

麻布クチコミ：39件

ここ麻布の善福寺は、港区元麻布一丁目にある浄土真宗本願寺派の寺院。
山号は麻布山で、東京都区内では、浅草寺次ぐ二番目の古刹して知られ、幕末にはアメリカ合衆国の公使館が境内に置かれたので有名だ。
立派な本堂や中門で、境内には、福澤諭吉をはじめとする著名人の墓も多い。

本堂も立派に見えるはずで、『現在の本堂は大阪八尾にあった寺院を移築したものです。この寺院は慶長年間に徳川家康が京都東本願寺として建立したもので、その後、東本願寺をさらに大きく建て直した時に大阪八尾に移築したもので、三百余年の歴史を持つ文化財的建物です。』という。
http://jin3.jp/otera/zenpukuji.htm

東側からの参道を上った中門が勅使門と呼ばれ、こちらも戦災で焼失し、昭和55年の再建された建物というが、年代を感じる。

善福寺というと杉並区にある善福寺池や、その周辺の地名の方が有名であるが、元はこの麻布の奥の院が善福寺池の一帯にあって、それが杉並区の地名にもなったという説が有力とされているそうだ。（杉並の善福寺は、江戸時代に廃寺。）