玄国寺は、高田馬場の諏訪通りに面した寺院で、諏訪神社の別当寺でした。
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- 旅行時期:2018/09(約7年前)
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by さいたまさん(男性)
早稲田・高田馬場 クチコミ:32件
玄国寺は、高田馬場の諏訪通りに面した寺院で、諏訪神社の別当寺でした。
別当寺とは、専ら神仏習合が行われていた江戸時代以前に、神社を管理するために置かれた寺のことです。
神前読経など神社の祭祀を仏式で行い、その主催者を別当と呼んだことから、別当の居る寺を別当寺と称していました。
別当とは、すなわち「別に当たる」であり、本来の意味は、「別に本職にあるものが他の職をも兼務する」という意味であり、「寺務を司る官職」である。
別当寺は、本地垂迹説により、神社の祭神が、仏の権現であるとされた神仏習合の時代に、神社はすなわち寺であるとされ、神社の境内に僧坊が置かれて渾然一体となっていました。
神仏習合の時代から明治維新に至るまでは、神社で最も権力があったのは別当であり、宮司はその下に置かれていました。
別当寺が置かれた背景には、戸籍制度が始まる以前の日本では、寺院の檀家帳が戸籍の役割を果たしたり、寺社領を保有し、通行手形を発行するなど寺院の権勢が今よりも強かったことがあげられます。
一つの村に別当寺が置かれると、別当寺が、村内の他のいくつかの神社をも管理したそうです。玄国寺訪問が、勉強の機会になりました。
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/09/24
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