共感できます
- 4.0
- 旅行時期:2018/08(約7年前)
-
-
by T04さん(非公開)
小倉・北九州市中心部 クチコミ:5件
小倉城を訪れた際、火の見櫓のような、ちょっと変わった造りの建物を見つけましたが、それが「白洲灯台岩松翁記念塔」でした。手前にあった「岩松助左衛門翁顕彰碑」や、その隣にあった案内板を読み、幕末に灯台建設に邁進した岩松助左衛門という方のお名前を知りました。それによると、小倉沖には白洲とよばれる岩礁地帯があり、そのために海難事故が絶えなかったところでした。長浜浦の庄屋であった岩松さんは、小倉藩から海上御用掛難破船支配役を仰せつかると私財を投げうって灯台建設に邁進しました。時代が江戸幕府から明治政府に変わっても建設は続けられ、岩松さんが亡くなった翌年、ついに白洲に灯台が完成し、今も海の安全を守っているという話でした。郷土の偉人ですね。「自分さえ良ければ」という現代社会の価値観とは違い、人のために尽くすという伝統的な日本人の倫理観(大乗仏教の倫理観?)、共感できます。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 小倉駅から御帆20分ほどの「小倉城」内
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 天守閣からちょっと離れているためか、どなたの姿もなかったです
- 見ごたえ:
- 4.0
- 城内の史跡・碑の中でも目立つ建物ですが、それ以上に、新しい物語を知ることができて良かったと思います
クチコミ投稿日:2018/09/19
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する