高さ15メートルの鐘楼の鐘を鳴らすことができます!
- 4.0
- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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by hiroさん(男性)
甲府 クチコミ:3件
『甲府 時の鐘』は、江戸時代の「甲府城(別名:舞鶴城)」城下町に時を知らせる鐘楼として、1661年頃(寛文年間)に当時の横近習町(現在のJR中央本線南側にあたる甲府市中央2丁目)に在った「超勝山歓喜院」(現在は廃寺)に建立されたのが始まりとされ、1708年(宝永5年)に甲府城主であった「柳沢吉保」による城下再整備に伴い愛宕町(現在のJR中央本線北側)へ移築しています。
当時は、日々の暮らしを区切る中心的な手段として一日12回に渡り鐘を撞いて城下に時を知らせていたそうです。
その後、火災により焼失していますが、1818年(文化15年)に再建され、1872年(明治5年)の「甲府城」廃城に伴う取り壊しとなるまで城下に時を知らせていたそうです。
1892年(明治25年)には、「法性山玄法院」(甲府市天神町)に『甲府 時の鐘』を模写した可能性があるといわれる鐘楼が建立され、1945年(昭和20年)の甲府空襲での焼失を免れましたが、老朽化により取り壊しとなっています。
現在の『甲府 時の鐘』は、「甲府駅北口再開発」(甲府市中心市街地活性化基本計画)により2013年(平成25年)にオープンした商業施設「甲州夢小路」のランドマークとして、「法性山玄法院」に在った鐘楼の写真・鳥瞰図・礎石を基に底辺5.4メートル(3間)の正方形、高さ15メートル(5丈)、外壁が銅板葺きの仕様として忠実に復元されたものです。
『甲府 時の鐘』を含む商業施設「甲州夢小路」は、江戸時代から昭和初期の古き良き甲府の街並みを再現した商業施設で、平成25年度「山梨県建築文化奨励賞(一般建築物等の部門)」を受賞しています。
『甲府 時の鐘』へのアクセスは、「甲府駅北口」から東側へ約200メートル(徒歩3分程度)の「JR中央本線」線路沿いです。
今回は、7名で電車を利用して商業施設「甲州夢小路」での昼食を兼ねた観光で初めて立ち寄りました。
高さ15メートルの『甲府 時の鐘』は、下から見上げると圧倒される大きさです。
また、鐘楼の足元に鐘を鳴らすボタンが設置されており、ボタンを押してから鐘が鳴るまで20秒掛かります。
この20秒の間も現在の時の流れと異なる江戸時代のレトロな雰囲気を感じさせてくれます。
「甲府駅」に到着後まもなく雨となるあいにくの天候でしたので、「甲府駅北口」周辺以外に甲府市内を散策することができませんでしたが、「JR中央本線」の踏切を超えた反対側(駅南口)には「甲府城跡(舞鶴城公園)」もあるので、機会があれば甲府市内を散策しながら、『甲府 時の鐘』のある「甲州夢小路」周辺を訪れてみたいと思います。
また、『甲府 時の鐘』のライトアップもされているので、ライトアップされた『甲府 時の鐘』も見てみたいです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 5.0
- 甲府駅北口から徒歩3分程度です。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2018/08/11
いいね!:7票
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