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百代橋

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江戸時代の街道を想像してしまう和風の太鼓型歩道橋です!

  • 4.0
  • 旅行時期:2018/04(約8年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

草加 クチコミ:6件

『百代橋』は、東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)「獨協大学前(草加松原)駅」東口から「県道403号線」を約350メートル(徒歩5分程度)先の交差点の「県道49号線」(足立越谷線)に沿って「草加松原遊歩道」(旧日光街道)に架かる和風の太鼓型歩道橋です。
この周辺は、江戸時代から「日光街道」および「奥州街道」の二番目の宿場町である「草加宿」として栄えており、松尾芭蕉の「おくのほそ道」の旅の第一日目にも記されています。
橋名は、松尾芭蕉の「おくのほそ道」の冒頭の句「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」から引用された一般公募によるものです。
江戸時代より街道「草加宿」の北側部分が「草加松原」、「千本松原」などと呼ばれ松並木が名所となっていましたが、昭和の高度成長期による急激な都市化や自動車交通量の増大による道路舗装による根の切断や排気ガスなどにより、松並木の激減したことを機に松並木保存に向けた活動が高まり、松並木の保全を図り新しい都市空間を創出する歴史と自然を感じる歩道空間を形成する事業として「草加松原遊歩道」の整備が1985年(昭和60年)から本格的に行われ、埼玉シンボルロード整備事業の一環として1986年(昭和61年)に『百代橋』が完成しています。
常夜灯が設置されている木目調の高欄が特徴的な『百代橋』の規模は、長さ62.5メートル、幅が3.5メートルあり中央に自転車を押して歩けるスロープが設置されており、太鼓型の構造のため階段もゆるやかで幅も広くとても歩きやすい歩道橋です。
「草加松原遊歩道」は、南側の綾瀬川舟運の船着き場を再現して整備された「札場河岸公園」から、北側の「東京外環自動車道」手前までの約1.5キロメートルまで続いて整備されており、その遊歩道の途中に架かる『百代橋』は、江戸時代から「草加松原」、「千本松原」などと呼ばれた松並木の街道の雰囲気によく合う草加を代表するシンボルとして松並木と共に草加市のマンホールのデザインにも選ばれています。
ちなみに「草加松原遊歩道」には『百代橋』と同様の太鼓型歩道橋「矢立橋」が1994年(平成6年)に完成しています。
また、2004年(平成16年)に「奥州街道・草加の松並木のみち」が、日本ウオーキング協会により「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選定され、2014年(平成26年)には「おくのほそ道の風景地草加松原」が、綾瀬川に沿って線状に延びる並木道の風景は壮観であり、今なお「おくのほそ道」の時代の雰囲気を伝える一連の風致景観の一つとして評価され国指定名勝に登録されています。
『百代橋』の上から「草加松原遊歩道」松並木と遊歩道に沿って流れる「綾瀬川」を眺めていると、時の流れが止まったような気持ちになり、江戸時代に松尾芭蕉がこの街道を歩いている姿を想像してしてしまう雰囲気が味わえるお薦めの歩道橋です。
機会があれば、「草加松原遊歩道」の端から端までの約1.5キロメートルを『百代橋』、「矢立橋」を渡ることにより自動車道の横断歩道を利用せずに江戸時代の「おくのほそ道」の雰囲気を味わいながら遊歩道の各所に点在する石碑などを散策してみたいと思います!

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
獨協大学前(草加松原)駅東口から徒歩5分程度です。
人混みの少なさ:
4.5
バリアフリー:
3.5
太鼓型の構造のため階段もゆるやかです!
見ごたえ:
4.0
草加松原遊歩道・松並木の雰囲気によく合う和風の太鼓型歩道橋です!

クチコミ投稿日:2018/07/28

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