スパニッシュと和風の町屋造りの折衷が目を引くヴォーリズ建築
- 3.5
- 旅行時期:2014/05(約11年前)
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by mirilinさん(女性)
近江八幡・安土 クチコミ:1件
滋賀といえば、琵琶湖と「ひこにゃん」で有名な彦根城が思い浮かぶ人が多いと思いますが、滋賀にはほかにも色々と見所があります。そんな中で今回私がオススメするのは、近江商人で有名な近江八幡にあるヴォーリズ建築です。
商家の古い街並みが残る近江八幡に、和洋折衷のレトロな洋館がちょっとしたアクセントのように点在しているのです。これらの洋館は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズという建築家の手によるものであることから「ヴォーリズ建築」と呼ばれています。
アメリカ人の英語教師として来日したヴォーリズは、1908年(明治41年)京都で建築設計監督事務所を設立し、日本各地で西洋建築の設計を数多く手懸けました。
ヴォーリズは建築家でありながら、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人としてメンソレータムを広く日本に普及させた実業家でもあります。ここ近江八幡を中心に活躍したことから「青い目の近江商人」と呼ばれたりしていたようです。
近江八幡には多くの彼の建築が残されていますが、写真は、中でもランドマーク的存在の旧八幡郵便局です。
1921年に竣工して以来、1960年まで郵便局の局舎として使用されていましたが、その後放置されていたものを、2004年2月に特定非営利活動法人ヴォーリズ建築保存再生運動「一粒の会」により復元されたものだそうです。
スパニッシュと和風の町屋造りを折衷したデザインが目を引きます。
保存状態がいまいちな建物もあり、横浜や函館などの洋館と比べると、ちょっと残念な感じがします。もう少ししっかりと補修・保存して、多くの人に見てもらえればいいのにと思いました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2018/05/02
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