「葛井寺」ご本尊、千手観音の開扉は18日
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- 旅行時期:2017/10(約8年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
八尾・藤井寺・柏原 クチコミ:2件
近鉄藤井寺駅から歩いて5分ほどのところにある「葛井寺」に観音様の縁日18日に行きました。
こちらのご本尊「千手観世音菩薩坐像」は1001本の小手と40本の大手を持つ脱活乾漆像で、奈良時代に造られた国宝。
毎月18日に開扉され、拝観することができます。
厨子の扉が開けられても大手の持物は完全には見えません、それでもお堂の中の仏様のお姿は素晴らしく、光背の様に広げられた1000本の手が、全ての人を救ってくださる有り難い光のようです。
7~8年前に一度、拝観したことがありますが、暗くてあまり良く見えず、チャンスがあればもう一度お目にかかりたいとずっと思い続けており、ようやく願いが叶いました。(前回よりはよく見えた気がします… 心の目かもしれませんが)
本当に1000本の手を持つ千手観音様は、私の知る限りでは、奈良の「唐招提寺」、京田辺の「寿宝寺」の3ヵ所ですが、こちらだけが坐像で、その千という数の価値だけではなく小手が像の後ろに孔雀の羽根のように広がる特殊な造形のバランス良さ、そして慈悲深く穏やかで美しいお姿の天平仏であることが素晴らしいのです。
18日、観音様にお目にかかるためだけに行っても充分に価値があると思います。
因みにご本尊は、2018年2月14日から3月11日まで、東京国立博物館の特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」に展示されることになったそうです。(お寺にパンフレットがありました)
藤井寺市にはなかなか行くことが難しい方、厨子の中ではよく見えなかったので全てを良く見たいと思う方は東博へ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.5
- 18日はご本尊の「千手観音」にお目にかかるだけで、行く価値は充分にあります。
クチコミ投稿日:2017/11/06
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