創建には、悲しい白狐の伝説がありました。
- 3.5
- 旅行時期:2017/06(約9年前)
-
-
by リラクマさん(女性)
川越 クチコミ:105件
雪塚稲荷神社は長喜院の山門の右横です。写真を撮ることもままらないくらい狭い境内です。鳥居をくぐると、正面は三峰神社です。そして、雪塚稲荷神社は右方向に90度右に曲がったところに祀られています。ここでは石碑に刻まれている、このお稲荷さんを祀ることになった日本昔話?白狐伝説を書き移さないと始まりません。
「江戸の昔、ある大雪の夜、南町の通りに一匹の白狐が迷い込みました。これを見た若い衆数人が白狐を追い回してついに打ち殺し、挙句の果てにその肉を食べてしまったのです。その若い衆はたちまち熱病にかかり、さらに毎夜大きな火の玉が街に現れるようになったのです。町内の者はこれを白狐の祟りだとして恐れおののき、近くの長喜院の境内に社をたて、白狐の皮と骨を埋めて塚を築き、雪の日のできごとであったことにちなんで、雪塚稲荷神社と名付けて奉斎したのだとさ。」
昭和55年(1980年)に社殿改修したところ、床下中央部から石板が発見され、そこには「雪塚稲荷神社遺躰 文政六年二月十二日御霊昇天 同年三月十二日御霊祭日と定め 同年同日雪塚稲荷神社と称す」と書かれていました。このことから伝説は事実であり、この神社は文政六年(1823年)に建立されたことになります。なお、悲劇の主人公となってしまった白狐は、東松山の箭弓稲荷のお使いで、王子のお稲荷さんに行く途中だったのだそうです。(誰が調べたのでしょうね)
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2017/07/18
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する