幕末には、桑名藩松平家の中屋敷内にあった?
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- 旅行時期:2017/06(約9年前)
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by リラクマさん(女性)
門前仲町 クチコミ:23件
妙栄稲荷大善神は門前仲町交差点から清澄通りを南へ300mくらい、居酒屋ゆうちゃんを通り越した先の路地を左に入ったところにあります。町会が設置した案内板によると、「江戸時代の寛永期に、この地に松平越中守の下屋敷があり、このお稲荷さんはその屋敷内に安置されていた」とあります。寛永時代の越中守というと桑名藩松平家ということになります。また、寛永期というと、この辺りはまだまだ砂州の様な土地が多かったはずで、大名の下屋敷があったとはちょっと信じられないのですが・・・。また、「明治になって、越中守の屋敷が御家人の鎌田氏に下賜された時には、この稲荷もその屋敷内にあった」とあります。幕末の越中守というと、前述と同じ桑名藩松平家ということになります。町会が設置した案内板の説明は「越中守」としか書かれていなく今一つ明確でないので、幕末の桑名藩の江戸屋敷を調べると、下屋敷は現在の文京区の方にあり、中屋敷が深川八幡前にありました。この中屋敷はいつから拝領していたのか分からないそうですが、屋敷は江戸湾に面し船が発着出来る蔵屋敷だったと推測される様です。(中屋敷は本来は家臣の宿舎に充てられたものですが・・・)お稲荷さんは商売繁盛とともに五穀豊穣の神でもありますから、お米蔵にはぴったりの様です。なお、関東大震災後、区画整理が行われ、現在の場所に移ったとのことです。
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2017/07/01
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