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呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)

美術館・博物館

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム) 施設情報・クチコミに戻る

なにも大和だけではありません。

  • 5.0
  • 旅行時期:2017/04(約9年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

呉・海田・安浦 クチコミ:12件

圧倒的に〝大和ミュージアム〟という通称名で知られている呉市海事歴史科学館は、日露戦争の日本海海戦から100年目、また第二次世界大戦終結後60年にあたる平成17(2005)年4月23日に開館しました。

海軍呉鎮守府が置かれた街は、戦後海上自衛隊の拠点となり現在に至っています。戦前に不沈戦艦として名を馳せた〝戦艦大和〟。軍国主義の象徴だとしてテーマとして取り上げることに反対論も少なからずあったようですが、オープンしてから多くの人が訪れる一観光スポットとなっています。

明治維新によって日本が近代化軍備を進めるにあたって呉の地に鎮守府を置き、それに伴い造船技術が進歩してこの地が栄えたことを今に伝えることは、軍備=戦争とは限らないことを指し示しているように思います。

確かに戦艦大和は大日本帝国の行く末を見通して作られたのかも知れません。超大型戦艦というから特にそう感じるのかも知れません。しかし世界に類を見ない巨大戦艦を作るのには技術が必要です。その技術があったからことできたことであり、そのことを〝あるがまま〟に伝えているからこそ来館者の心を掴んでいるように思います。

大和ミュージアムでは〝史実〟は述べられていますが、その解釈を左右することは述べられてはいません。歴史的解釈は来館者個々の判断に委ねることは、開館にあたっての挨拶にも書かれていたことからわかることです。

思想信教の自由が保障されている日本国憲法の元で、展示に対する〝解釈〟が付け加えてある施設はたくさんあり、賛否両論が分かれてしまう一番の理由に思えてなりません。見せるものは見せて考えてもらう方法に徹しているからこそ、色々な考えを持つ方々の来訪に繋がっているように思いました。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
5.0
呉駅から徒歩8分ほど。
コストパフォーマンス:
5.0
500円は安いと思います。
人混みの少なさ:
3.0
平日の午前中でしたが人は多かったです。
展示内容:
5.0
圧倒されました。
バリアフリー:
5.0
スロープ・エレベーター完備です。

クチコミ投稿日:2017/05/04

いいね!:17

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