眺望抜群！福岡と大分にまたがる標高1199mの山

4.5
旅行時期：2017/05（約9年前）

by niagaraさん（男性）

田川・嘉麻クチコミ：2件

2年ぶりの登山でした。

あるサイトでの難易度は、Lv44、中級でもちょっと難易度が高い感じです。

杷木ICを降りて、登山口へ。途中のコンビニでおにぎり買っていこう、とか言っていましたが、結局、コンビニはなく、同じように行動して、おにぎりが買えなかった高千穂峰の教訓は生かされませんでした...。登山口へ着いたのが8時前という時間だったので、道の駅も開いていませんでした。

銅（かねの）鳥居にある駐車場に車を停めて登山の準備。車は全部で3台停まっていましたが、そのうちの1台のワンボックスカーの方が、昨日登った感想や状況を教えてくれました。今日は車少ないけど、昨日はいっぱいだったとか、北海道から来て、今、九州の山をずっと登って回っているとか。優雅ですね～。

□銅鳥居～英彦山神宮（奉幣殿）
銅鳥居登山口からまずは、整備された参道を登ります。

奉幣殿まで。これが、結構長くてきついです。でも、上に向かってまっすぐ伸びた参道は、圧巻です。

途中、売店がありました。最後の望みで、おにぎり...は、やっぱりありませんでした。ただ救いだったのは、菓子パンはあるとのことで、150円、1つ買わせていただきました。その後、奉幣殿で参拝して、下宮を通り、山の中へ。

□英彦山神宮（奉幣殿）～英彦山神宮（上宮）
鎖場が一か所ありましたが、比較的登りやすい道でした。それでも、休み休み登らないとちょっときつかったですね。

上宮に着いたかな？と思ったところに上の方がもげた鳥居がありました。そこは、芝生があり、山の上とは思えない地面でしたが、何となく荒れた感じ。また、そこから、上宮へは、かつてきちんと整備されていたような参道が伸びていましたが、これも、災害にあったかのよう。周りを見渡すと樹木は朽ち果て、土砂崩れのあとのような光景。神秘的と言えば神秘的でしたが、何か物悲しい感じを受けました。

そして、上宮へ到着。「英彦山神宮」と書かれた看板！？は、斜めってました。上宮は閉ざされていました。扉を開けて参拝。ちょっと曇っていましたが、鏡がありました。奉幣殿の手前で買った菓子パンを食べ、しばし、有田から来たという青年との会話と眺望を楽しみました。いや、絶景！

□中岳～南岳
上宮があるのが中岳。そこからすごく急な岩場を降りて、英彦山の三角点、南岳を目指しました。南岳の山頂はさびれてました。展望所がありましたが、上れなくなっていて、階段が、何段か抜けてました。

□南岳～鬼杉
南岳まで来たら、もと来た道を引き返すつもりでしたが、折角なので、ぐるっと回ることにしました。ここからは、基本下り。

まずは、強烈な鎖場が待っています。ここを登るのも大変だとは思いますが、プルプルいっている脚で降りるのも大変。ちょっと怖かったです。それでも、行きとは違った景色で、道を変えて正解でした。

途中、会社仲間8人で来たというグループと離合、うち1人は、ちょっと疲れて休んでいたので、10分くらい立ち話をしてました。昨年、私たちが来たルートで登ったので、今回は、ルートを変え、さらに北岳の方へ向かうとか、また、来年は、剣岳を目指す予定とか、なんか普通に雑談してました。て言うか、行かなくていいの？と聞くと、「目的地は一緒なんで」という回答。ま、そりゃそうだわ。仲間の呼ぶ声が、両者の再出発の号令になりました。

材木石を通り過ぎ、愛犬と登っていたおじさん、奉幣殿で分かれたカップル、70歳過ぎかと思える老夫婦なんかとちょっとした雑談を交わしながら、鬼杉に到着。しばし眺めて、また、奉幣殿へ向かって出発しました。

□鬼杉～駐車場
鬼杉からちょっとだけ引き返し、大南神社の脇を通り、鎖場を登ります。そこから奉幣殿までは、ほぼ、平坦です。なので、連れと世間話をしながら、もうハイキングです。

その「ハイキング」も終了。奉幣殿のそばにある神（ディウ）駅（スロープカーの駅です）の横を通り、行きに登ってきた参道を下りました。途中、売店のおばさんが日向ぼっこをしてたので、登山の感想や山頂の様子なんかについて話しました。山頂付近が荒れているのは、台風や落雷、そして、鹿の影響だというのを教えてくれました。ここ最近、餌を求めて、この辺にも出没するとか、駆除のために狼を入れようという話もあったらしいです。狼居ても怖いですけどね、今はその話はなくなったようです。

そして、駐車場に到着。所要時間約5時間。いい「リハビリ」になりました。平日だったので混んでなくて、結構、知らない人と会話できたのもよかったですね。また、はまりそうです。次回は、別ルートで。