新型エルガミオはとんでもない
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- 旅行時期:2017/01(約9年前)
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by OE-343さん(非公開)
調布・狛江 クチコミ:65件
新型エルガミオはとんでもない。今回、所用で仙川に来ていたところ、新型エルガミオが小田急バスで走っていたので、わざと大回りして試乗しました。まず、前情報として、ワンステップタイプが廃止されたことと、いわゆる助手席の部分が燃料タンクになっていた事は知っていました。乗ってみると、助手席に設置された燃料タンクが大変に圧迫感のある配列となっており、乗車するときになんとなく狭いような印象を与えている感じがしました。また、以前は助手席だった座席が、運転席後ろの非常に狭い部分に移動しており、助手席タイプに比べ足が伸ばせず、さらに座席に登りにくくなっています。私は結構助手席に乗るのですが、そこの席にははっきりって上がりたくはありません。さらに、優先席は進行方向を向くタイプになっており、ロングシートで3人座れたものが、2人しか座れなくなっています。一方、大型バスタイプのエルガでは後部座席が変化していましたが、こちらには特に変化はありませんでした。
進行方向左側にどうしても燃料タンクが必要なのであれば、後部座席をユニバースのように段差をつければ後に設置できるわけで、そうすれば座席を増やすこともできたはずです。また、この仕様ではワンロマ車にする事はほぼ不可能と言え、必ず必要とされる長距離一般路線バス向けの車両を調達できなくなる可能性もあります。全体的に、ワンステップという、比較的低コストで導入できる車両が廃止されたことも含め、まったく良くなった点はなく、さらに悪くなったとしか言いようがありません。メーカーの連中には、この小田急バスのような10分乗れば降りるような路線しか頭にないのかもしれませんが、エルガミオが2時間も走る路線にだって普通に使われていることを認識し、今後もワンロマ化が可能なワンステップ車の製造を本来であれば続けなければいけません。しかしそれをしないと言う事は、日本のバスメーカーは、人々が必要とするバスを供給しないと言うことを宣言したと言うことです。三菱のもそうですが実質的にまともな中型路線バスを安価に調達することは不可能になりました。そもそも、実際にはメーカーは標準仕様しかほとんど選択肢がなくなっているのに、製造方法だけはオーダーメイドもどきを続けていると言う状況からして、日本製のバスなど意味がないです。ヒュンダイに全てを期待するしかないのでしょう。
- 施設の満足度
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1.0
クチコミ投稿日:2017/01/29
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