龍馬未亡人の荒んだ晩年
- 4.0
- 旅行時期:2015/04(約11年前)
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by bluejaysさん(男性)
横須賀 クチコミ:2件
龍馬の死後、おりょうは1868年春に高知の坂本家に入るが、龍馬の家族と折り合いが悪く、夏には家を出た。各地を転々としたのち、テキ屋の西村松兵衛と再婚し、横須賀で暮らした。彼女は毎日酒をあおるように飲み、荒んだ生活を送ったという。
おりょうからの聞き書きを残している安岡重雄は、「坂本龍馬の未亡人」と題した文章の中で、1897年にこの地を訪れたときのことをこう記録している。
「場末だけに、汚い貧乏長屋が軒を並べて居た。女の住居は、海軍病院の塀に沿った奥まった路次の中で、一棟二戸建ての長屋であった。屋根は茅葺、六尺の格子の裡側が三尺の土間で、障子を開けたところが三畳、その横が六畳の居間、一間の押し入れがあり、六畳の背後が一坪の台所になって居た。」
現在、大通りに面した地に「おりょう会館」という葬儀場があり、その前には彼女の胸像もあるが、彼女が暮らした地はそこではなく、写真の小路奥左側にあった家である。彼女の足跡を感じさせるものは何もない。
横須賀中央駅から徒歩10分で行ける。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 横須賀中央駅から徒歩10分
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/01/06
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