近ければ年に１回行きたいレベル。精巧さに圧倒される砂の美術館

5.0
旅行時期：2016/12（約9年前）

by ・さん（女性）

鳥取市クチコミ：5件

　鳥取砂丘のついでだし…と気軽に寄ったら、鳥取砂丘よりこちらの美術館のがすごすぎて寄ってよかったと思いました。
　2016年4月16日～2017年1月3日までは第９期「砂で世界旅行・南米編」を行っていました。第10期「砂で世界旅行・アメリカ編」は2017年4月15日からで、それまでは準備等で休館のようですのでご注意ください。
　公共交通機関で行ったので関係ありませんでしたが、駐車場は満車になっていました。JAFの会員だと入館料を100円割引してもらえます。

　１つの部屋にたくさんの作品があるのですが、どれも大きくて立体的で精巧に作られており圧倒されます。２階で近くからじっくり見て３階で上から見てと２度楽しめます。
　なんだか大きな顔と手があるなと思ったら遠くから見るとコルコバードのキリスト像になっていたり１部屋を使っていろいろな工夫がされているのにも驚かされました。奥行きがある作品は横から見ると何列にも重ねて作っていたりと細かすぎて作り手の方の凄さを感じます。

　入口で砂像制作に関するDVDが流れていて見たところ、鳥取砂丘の砂は扱いやすいそうで作品に砂を投げつけてうまく表現に使っていたり、光の当て方で陰影を見せている等の解説がありました。

　外にも砂像がいくつかありましたが、シートに覆われていたり若干崩れていたりで残念でした。外にも作品はありますが、屋内が主なので雨の日にもおすすめです。

　12月10日から12月25日までは３Dプロジェクションマッピングもやっていました。youtubeに公式に公開されていますのでよかったら参考に。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=gfByt4_zxA4&feature=share
　画面と違って実際は場所も広いのであまりすごさが伝わらなそうですが…。場所は展示室内で、作品に投影されます。３階より２階から見た方が高さがあっていてよいのではないかと思います。実際の砂像は砂の色ですが、そこにうまく映像を重ねて色つきの人々にしたり芸が細かいなぁと思いました。
　初回は16時からでしたが、15時からテスト上映しますので見てくださいと案内があり早めの時間に見ることができました。

　長くなりましたが、近いところにあったらテーマが変わるたびに行ってみたいなと思った美術館でした。