飯能周辺の歴史が暮らしとともに分かりやすく展示されています!
- 4.0
- 旅行時期:2016/11(約9年前)
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by hiroさん(男性)
飯能 クチコミ:6件
『飯能市郷土館』は、飯能地方の歴史を通じて郷土愛を育て、文化の発展、ひいては飯能の将来の発展を図るための施設として、1990年に開館しました。
「飯能市民会館」南側に隣接していて、西武池袋線「飯能駅」からのアクセスは、駅北口から徒歩の場合、北西側に約1400メートルで約20分弱です。
また、バスを利用する場合は、駅北口「2番バス乗り場」より「名栗車庫」行き、「西武飯能日高」行き等(名栗方面行き)バスに乗車、4つ目の停留所「天覧山下」で下車して徒歩3分です。
開館時間は、9時から17時までで入館無料です。
休館日は、月曜日および祝日の翌日となります。(但し、祝日の翌日が休日の場合は開館します。)
また、年末年始の休館日は、12月28日から1月4日となります。
今回は、「飯能市民会館」での催し物を観にきて開演までに少し時間があったので立ち寄りました。
入口を入って左手正面には、飯能市の発展をささえた西川林業のシンボル『筏(いかだ)』が実物大で展示されています。
江戸時代の中期以降、埼玉県西部地域の入間川、高麗川、越辺川流域(現在の飯能市、日高市、毛呂山町、越生町)森林面積20,457ヘクタールの山から切り出した木材を筏に組み江戸(東京)まで5日間で運搬していたそうです。
この埼玉県西部地域の木材は、「江戸(東京)の西の方の川から流されてくる木材」なので『西川材』と呼ばれています。
西川材をつくる仕事の『西川林業』は、さまざまな道具を駆使して人力による丁寧な育林作業で森林をつくり品質の高い良質の木材を生産して、世界最大都市であった江戸(東京)に木材を供給しています。
特に江戸の大火のときには、復興用材としていち早く木材を供給しています。
館内には、「常設展示室」と企画展や特別展が行われる「特別展示室」があります。
「特別展示室」では、高麗郡建郡1300年記念特別展「高麗人集結・霊亀二年にやってきた開拓者たち」の特別展が行われていました。
「常設展示室」では、飯能市周辺の地形模型を中心に8つのコーナーに分かれており、飯能市周辺における縄文時代の人々の暮らしから高麗郡が設置された時代、武士が戦乱に明け暮れていた中世、現在までの街の役割、平地の暮らし、山地の暮らしなどの生活や産業に関する展示が組み合わされています。
個人的には、『西川林業』に関する展示に興味を持ちました。また、幕末の「武州一揆」や「飯能戦争」関連についての歴史についてももう少し知りたいと感じました。
次回は、もう少し時間をかけて展示室を廻って「西川林業」や「飯能戦争」などについてテーマを絞って知識を深めるために訪れたいと思います・・・
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/12/11
いいね!:4票
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