若い頃からホールにはずいぶんお世話になったもんです
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- 旅行時期:2014/08(約11年前)
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by 鬼泣斎さん(男性)
新宿 クチコミ:7件
2014年夏の「朝日のような夕日をつれて」で久しぶりにホールで芝居を観ました。ここへは若い頃、「紀伊國屋寄席」など何度も出かけたのに、なぜか高島屋の隣のサザンシアターに誤って到着。確かにエレベーターの中で「予想外にずいぶん年配の人が多いなあ」とは思ったのですが、入場口のもぎりのおじさんに「これ、本店のほうですよ」と神速で言われたときには思わず仰天。開演15分前、慌ててタクシーで移動して開演ギリギリに着席しました。ふぅ。こちらでは鴻上尚史が入口でお客を迎えていたので間違えようがない。
客席は満杯、なんだけどポスターには「当日券あり」となってました。学生の頃、第三舞台や夢の遊眠社のチケットを入手するのにどれだけ苦労しただろう!遠い昔の話です。ぼくの周りに座っているのはほとんど同年配の女性。いかにも「80年代、ポップカルチャー女子大生でした」といった風情の方々で、きっと読んでいた本も「構造と力」とか「消費社会の神話と構造」とかだったに違いないんだ。そんな女性たちが、実は今もってなかなかお洒落なのでした。
「朝日のような夕日をつれて」は、ゲーム「Soul Life」を、観客がどう自分に取り込むか?がカギでしょうか。たぶん今夜の多くの客は80年代に我が身を置いて、ノスタルジアを手に入れたんじゃないかしら。それにしても、大高洋夫が相変わらずカッコいいのには嫉妬を覚えるのです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/10/17
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