大正・昭和のノスタルジィ漂う名所。解体予定なのが本当に残念。

5.0
旅行時期：2016/03（約10年前）

信濃町・千駄ヶ谷クチコミ：1件

伊勢・近畿旅行の締めくくりに、野球を観て行こうという話になり
海老名SAに一泊後、時間に余裕を持って行ってみました。

配偶者の趣味が野球観戦なので、神宮にも幾度となく足を運んでいますが
大正時代に作られた建物が、野球場として、毎日のように
何万という数の観客を受け入れ、現役の施設として活躍しているのは
本当に驚くべき事であると、行く度にいつも感心させられます。

築年数では甲子園よりも新しくなりますが、あちらは少し前に
大規模改修を行い、平成の真新しい球場になったも同然なので
大正・昭和のノスタルジィが味わえるのは、やはり神宮球場だけです。

東京五輪（2020年）の開催後に、周辺一帯の開発計画が実施される予定のため
秩父宮ラグビー場と土地を交換し、新球場を建築するために
現球場は取り壊しになってしまうというのが、本当に残念です。

同潤会青山アパートが取り壊されて、表参道ヒルズになってしまったり
京成線の博物館動物園駅が営業を終了し、閉鎖されたりして
都内には、古き佳き時代の面影を残す建築物が、本当に少なくなってしまったので
神宮球場は、何とか残して欲しいと思うのですが
安全面や地域のイメージなどを考慮すると、時代の流れとして
仕方のないことなのかもしれませんね。