弥生時代の貴重な遺跡
- 4.5
- 旅行時期:2016/03(約8年前)
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by norisaさん(非公開)
吉野ヶ里 クチコミ:2件
吉野ヶ里遺跡は我が国最大の遺跡で、弥生時代700年間の移り変わりを知ることができ、日本の古代の歴史上で極めて貴重な資料や情報が集まっています。
この遺跡は日本の様子を記した最古の記録である魏志倭人伝の時代をうかがい知ることができるもので国の特別史跡にも指定されています。
銅剣やガラス管玉等の出土品は国の重要文化財に指定され高い学術的価値があるようです。
さて、この吉野ヶ里遺跡は、脊振山地南麓から平野部へ伸びた帯状の段丘に位置しています。
この公園はその遺跡の保護と展示を目的に整備されてきたようですが、しかし二十年前後前とはエライ違いようです!
吉野ヶ里遺跡の最大の特徴は外壕と内壕の二重の環濠があり、V字型に深く掘られた総延長約2.5キロメートルの外壕が囲んでいる範囲は約40ヘクタールにもなるそうですが、これは戦国時代の中規模のお城レベルです。
ちなみに戦国時代最大の城郭を誇った小田原城は9km、大阪城は8kmもありましたが、それには負けるものの弥生時代という2000年近い昔としては大変な工事であったことでしょう。
なぜこの地にこんな大規模な集落、いや城郭都市ができたかというと、その理由は海が近かったことにありそうです。
というのも当時の有明海は吉野ヶ里丘陵の南端付近まで広がり、遺跡から3kmくらいにまで海があったからだそうです。
この遺跡は弥生時代の遺跡と書きましたが、そに前の縄文時代にもこの付近に住居があったようです。
つまり住みやすい場所に違いありません。
なお、この公園は全体で何と117ヘクタールもあるそうです!
アクセスは車が便利ですが、駐車場は非常に広いので問題ないと思います。
子供の教育はもちろん専門家レベルでも興味深く楽しめる非常に優れた施設です!
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/04/26
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