無料ですが見ごたえ十分!
- 4.5
- 旅行時期:2016/03(約10年前)
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by norisaさん(非公開)
有田 クチコミ:2件
九州磁器文化館はやきもの専門の美術館で、九州各地の陶磁器、現代陶芸作家の作品が収集、展示されています。
中でも古伊万里の蒲原コレクションや江戸時代の有田焼を集めた柴田コレクションが有名です。
この博物館、エライのは駐車も入館も無料。
さらには写真撮影自由ですから4トラベラー、特に節約志向の旅人には必須の聖地です(爆)
しかし、陶磁器とひとくくりにしますが、これらは別物。
陶器と磁器の大きな違いはその原料となる粘土の違いで、陶器は粘土を低温で焼いて作られるのに対し、磁器は石質即ち長石が主成分を成している磁土を高温で焼き使うのが大きな特徴です。
低温、高温といっても陶器は800−1200℃ですからかなり高く、磁器は1200−1400℃ですから超高温ですね!
もちろん、出来上がりも違います。
陶器は透水性があり、釉薬でこれを遮断します。
一方磁器は透水性は全くなく、透けて見えることもあります。
磁器は極端な話ガラスに近い性質を持っています。
陶器は信楽焼き、萩焼き、備前焼きなどがあり、西洋ではデルフト焼きなどです。
磁器は伊万里に有田、マイセンや青磁や白磁と呼ばれるものなどです。
有田焼は伊万里の名で有名となり、初期伊万里、古伊万里、柿右衛門様式など多くの流れを生み出しました。
こうしたことを全て学べ、しかも高価で美しい数々の作品を無料で楽しめる博物館ですからおススメです。
駐車場は広大ですので安心です!
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
- バリアフリー:
- 5.0
クチコミ投稿日:2016/04/26
いいね!:11票
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