小さなお稲荷さんですが、その歴史を思うと胸が痛みます…

4.0
旅行時期：2016/04（約10年前）

岩倉・江南クチコミ：10件

岩倉の市街地からは南寄りの名鉄犬山線線路脇にあり、岩倉駅から歩くと結構距離があります。ここは創設は江戸期（明暦（解説板には明歴となっていましたが、恐らくこちらのことだと思います）年間、西暦1665年頃）ということですが、明治中期の濃尾大震災により倒壊したということです。

その翌年には末社を含めて復元され、今は素晴らしい本殿と末社の並びで地域の方の篤い信仰を受けています。このクチコミを記させて頂いているのは2016年4月、熊本の大地震の直後のことですが、被災された皆様方に謹んでお見舞い申し上げます。それと共に、やはりこうした大災害は忘れた頃にやって来るものです。被災者、という立場でない方は得てして災害は綺麗事抜きに他人事だと感じてしまうものですが、やはり先人達が災害に打ち勝ってきた大なり小なりの歴史的遺産の数々に、日頃から謙虚に見つめることを忘れてはならないと思います。被災当事者でない自分が出来ることと言えば、現状では忘れないこと、位しかない、ということを5年前の被災地を巡って感じたことでもありますので、くどいようではありますが、この場をお借りして、改めて記させて頂きたいと思います。