都心の臨海部にあって、江戸時代から続く、回遊式の泉水庭園です、その景色には時間を忘れるほどです。
- 4.0
- 旅行時期:2015/07(約10年前)
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by かつのすけさん(男性)
浜松町・竹芝 クチコミ:3件
東京の都心にある、旧芝離宮恩賜公園は石川後楽園と共に、東京に残る江戸初期の大名庭園の一つで回遊式泉水庭園の特徴をよくあらわした庭園で、池を中心とした庭園の区画や石の配置は、見事です。
敷地の規模は、4万平方メートルです、 樹木数は低木が 約三千株、 高木が二千本ほど植えられています。
主な植物としては、クロマツ、クスノキ、タブノキ、サツキ、サクラ、フジ、ハナショウブ、キキョウ、ハマユウ、ツワブキ、ヒガンバナです。
この公園の成り立ちは、 明暦の時代に海面を埋め立てた土地を、老中・大久保忠朝が4代将軍家綱から拝領したものです。
庭園は、幕末には紀州徳川家の芝御屋敷となりました。明治の初期に宮内省が買上げ、翌芝離宮と改名されました。関東大震災の際に建物や樹木に大変な被害を受けました。
その後大正13年1月には、昭和天皇のご成婚記念として東京市に引き渡され、復旧と整備を施し、一般公開されました。また、昭和54年6月には、文化財保護法による国の「名勝」に指定されました。
見所としては回遊式泉水庭園があります。泉水は、この庭園の代表的なものです。開園当初は海とつながっていましたが、現在は水の池になっています。
旧芝離宮恩賜庭園には、数々の名石が用いられた庭造りが行われており、勇壮な石組には目を見張ります。根府川山や中島の石組は一見の価値があります。泉水の護岸には富士の黒朴石が用いられています。
西湖堤は風光明媚な西湖の蘇堤を模した石造りの堤です。古来、詩歌や絵画の題材として珍重されています。
この公園にはいくつかの石組みが見所です。勇壮な石組の一つが蓬莱山です、中国で仙人が住むと言われる「蓬莱山」を表した中島の石組です。鯛形の根府川石の橋を渡ると右手に豪壮で圧倒されるような築山があります。その山麓に根府川石の飛石が端正な形に敷かれています。鯛橋・根府川山・飛石などを楽しめます。
旧芝離宮恩賜公園は、日本の江戸時代から続く回遊式の泉水庭園で、その見事な造作には時間を忘れて、見入ってしまうほどです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- JR浜松町駅から至近距離です
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 広い敷地です、人混は気になりません
- バリアフリー:
- 3.5
- 段差、階段があります
- 見ごたえ:
- 4.0
- 回遊式の泉水庭園、四季折々の樹木や草花等見ごたえがあります
クチコミ投稿日:2015/07/05
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