日本100名城の１つである八王子城で、歴史の散策やハイキングを

4.5
旅行時期：2015/05（約11年前）

by SHU2さん（男性）

高尾・八王子クチコミ：2件

　「日本100名城」の１つである八王子城は、1584年頃に滝山城から移ってきた北条氏照により築城されましたが、落城時はまだ未完成の状態であったようです。なお、山城から、天守閣を持つ平山城への転換期であましたが、石垣を取り入れているところに、古い時代の山城にはない、八王子城の特徴があります。

　八王子城は中世山城で、城下町に当たる「根小屋地区」、城主氏照の居館である御主殿を中心とした「居館地区」、戦闘時に要塞となる「要害地区」に分かれています。
　現在のバス停、駐車場、管理棟付近が「根小屋地区」になります。「居館地区」は、比較的になだらかで、「大手門跡」、「御主殿跡」、「虎口」や、落城時立てこもっていた武将や婦女子たちが自刃して身を投じたと言われている「御主殿の滝」等があり、見学に約40分はかかります。
　一方本丸がある「要害地区」は、管理棟の右横の道を登ります。すぐに右（旧道）と左（新道）の分岐点となりますが、歩きやすく曲輪を見るなら新道(左)、昔の細い山道を望む方は旧道を選択。２つの道は８合目の先で合流し、９合目の少し先の唯一眺めの良い場所を通って山頂(八王子神社、本丸跡)となります。山頂までは約40分で、天守閣などはなく、本丸跡は狭く眺望もなく小さな祠があるだけですが、雰囲気は良好です。注意することは、「要害地区」は山登りと同じですので、動きやい靴と服装で。
なお、城内に八王子権現を祭ったことから八王子城とよばれ、それが八王子の地名の由来になったそうです。
ハイキングや、歴史の散策とともに、東京の自然にふれる有意義な時間を楽しんで下さい。
　
　公共交通機関：JR高尾駅北口1番バス停、西東京バス「高尾の森わくわくビレッジ」「宝生寺団地」「恩方車庫」「大久保」「陣馬高原下」「グリーンタウン高尾」「美山町」行で、バス停「霊園前」下車、徒歩約15分。　(土・日・祝日のみ、JR高尾駅北口1番バス停より、「八王子城跡」行が運行)
　車：圏央道八王子西インターチェンジから高尾方面へ約10分。(駐車場：普通車50台)