首塚伝説:別解
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- 旅行時期:2015/04(約11年前)
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by ウェンディさん(女性)
市ヶ谷 クチコミ:9件
九段下のビルの1階には、まるでビルに組み込まれたかのような小さな神社;筑土神社がある。
筑土神社には見所がいくつかあり、本殿の脇にひっそりとある二つの小ぶりの石もその一つだ。
この石は力石と云い、江戸時代に若者の力比べに用いられたという。
また、本殿の前には角の生えた狛犬(都内で最古)が鎮座していて、この狛犬も見どころの一つとなっている。
そして、筑土神社は将門伝説を前面に押し出している神社としても有名だが、此処に伝わる将門伝説は、一般的な京都から飛んできた首伝説とは少し異なっている。
筑土神社のホームページによれば、将門の首は空を飛んできたのではなく何者かにより密かに持ち帰られ、蔵国豊島郡上平河村津久戸の観音堂に祀られ、その観音堂を津久戸明神と称して江戸時代には江戸城の鎮守神として厚く崇拝を集めた。そして、津久戸明神は江戸城の外堀拡張工事に伴い現在の地に移り、筑土神社という名になった…とのことだ。
また、その昔の筑土神社には将門の首桶が実際に保管されていたのだが、その首桶は戦火により焼失してしまい、現在は見ることは出来ない。ともある。
筑土神社は社殿の形もユニークなので、近くまでお出かけの時には立ち寄ってみて。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2015/04/23
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