稀に見る貴重な建物、岩室観音。
- 3.0
- 旅行時期:2015/03(約9年前)
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by ガッサンさん(非公開)
鴻巣・桶川・北本 クチコミ:2件
岩室観音は松山城跡の麓にある為、松山城の一部分と勘違いされ易い建物である。その由来は、武州比企郡岩室山の正観世音は、その昔、嗟峨天皇御宇・弘法大師が諸国を遊歴しこの地に至り、岩窟を選び三味に入り、観世音の尊像を彫刻し、この岩窟に納め、岩によりて殿をかまえ岩室山と号し多くの人を血縁せしめました。
天正の終わり頃、太閤秀吉が関東に出馬したとき、石田三成の士卆によって松山城が灰燼となり、その餘焔大殿にかかり党宇残らず消失しても、尊像だけが不思議にも岩窟内に無事おわしました。
その後、龍性院中興第三世・尭音法師が師命を受けて遠近を駆け巡って壇信徒の助力を募って、寛文年中に現在のお堂を造営したと伝えられています。
岩室観音のお堂は、懸造りと称して、有名な京都清水寺の観音堂と同様で稀に見る貴重な建物で、重厚さを感じます。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/03/24
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