元々は穴守稲荷神社にあった鳥居
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- 旅行時期:2015/02(約11年前)
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by entetsuさん(男性)
羽田 クチコミ:45件
バスや車で羽田空港に行く際。ちょうど「天空橋」駅の近くに、大きい赤鳥居をご覧になったことがある方も多いと思います。
車ではあっという間に通り過ぎてしまうでしょうが、この鳥居近くは広いスペースになっていて、市民が寛げる場所になっています。
実はこの鳥居には因縁があります。
もともと「穴守稲荷神社」は、今の場所ではなく、羽田空港の所にあって、この鳥居も元は「穴守稲荷」の鳥居です。
羽田空港拡張のため、神社の社殿や鳥居も移築することになり、GHQによって取り壊されたましたが、門前の赤鳥居だけは撤去できず、羽田空港の駐車場にそのまま残され続けました。
赤鳥居にロープをかけて倒そうとしたところ、そのロープが切れて作業員たちに死傷者が出てしまい、その後も何度か取り壊しや移転案も出ましたが、その度に移転の工事関係者が事故にあったり原因不明の病気になったりと、赤鳥居は「祟る」と言われてきたからです。
羽田空港の敷地に場違いな赤鳥居が取り残されたまま、1954年(昭和29年)に東京国際空港ターミナルビルが建設されますが、同時期に行われた滑走路拡張工事でも工事中に死傷者が続出しました。
赤鳥居は人々から畏れられ続けましたが、羽田空港の沖合展開事業(新B滑走路拡張工事)にあたり、社殿の移設から半世紀以上経った1999年(平成11年)にようやく現在地へ移設されたという経緯があります。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/02/25
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