小さいけれどアーチがきれいな石橋、萩の隠れた名所、平安橋を堪能しました
- 4.0
- 旅行時期:2014/07(約11年前)
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by 風待人さん(男性)
萩 クチコミ:217件
萩市堀内地区にある旧児玉家長屋門から平安古町の方を眺めると小さなアーチ状の橋が見えます。
それが、玄武岩で造られたゲルバー桁橋の構造を持った無橋脚の珍しい橋、平安橋です。
この平安橋は元来は木造の橋で1652年の萩城下町絵図に登場していたようですが、明和年間頃に現在のような石造りに架け替えられたと言われてます。
この橋、幅3.95m、橋桁6.04mの小さな橋ですが通行には注意が必要です。
横から見るとよく分かるのですがアーチ状になっていて中央付近が丸く盛り上がっているので、車高の低い車は車の底やマフラー等を擦る可能性が高いです。
ですから地元萩に住む人はでここを通ることを避けています。
他県から来られる方は要注意の場所だと思います。
しかし、先に述べたように海に向かう橋本川にそそぐ河口に掛けられた短い橋ながらその姿は堂々としていて威厳さえも感じられます。
明和年間といえば1760年代後半から1770年代前半ですからこの道を幕末の志士たちが行き来したとも考えられます。
享保3(1718)には堀内地区に藩校明倫館が設立されていたので、この道を通って堀内地区に入っていった学徒もいたと推測されます。
橋の上に立ち川面をバックに写真撮影すると結構絵になります。
萩観光の思い出にいかがでしょうか。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 道が狭く、付近に駐車場がないので徒歩でのアクセスとなります
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 朝夕の通勤通学時以外は人通りは少なく、車もさほど通りません
- バリアフリー:
- 2.5
- 特に配慮されていません、足が不自由な方や車いすの方は一人で通行することが困難だと思われます
- 見ごたえ:
- 3.5
- 規模は小さいですが歴史と構造物の美しさは見る価値があります
クチコミ投稿日:2014/12/16
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