江戸時代の軍事政策が作った町並みに思いを馳せる鍵曲筋を歩く
- 3.0
- 旅行時期:2014/07(約11年前)
-
-
by 風待人さん(男性)
萩 クチコミ:217件
名所旧跡にはその名残が全然なく今、その場所に行っても何のことやらサッパリわからないってことも多いです。
萩にもそのような場所は多いのですが、逆に当時の名残があってもそれが何かって思う場所もあります。
堀内鍵曲(ほりうちかいまがり)もそんな名所のひとつです。
場所は、堀内市区の奥まった場所、口羽家住宅の近くにあります。
読んで字の如く、鍵曲(かいまがり)は鍵のように曲がっているの意味です。
パッと見にタダの狭くて見晴らしの悪い道路じゃないって感じです。
正にその通りでして、態と見晴らしが悪くしてある道路なんです。
実はこの道は塀に囲まれたクランク状の直角に曲がりくねった道で侵入した敵を撹乱する目的で
造られています。
堀内市区は萩城の表玄関、つまり最後の砦でもあるわけです。
しかも萩藩の家老など重役に就く家臣の屋敷が集中する地区でもあり、ここまで敵が押し入ると藩も大ダメージを受けること必至の状態です。
そこで、北の総門、中の総門、平安古の総門の三門で敵の侵入を拒んだ上で更に敵の侵入を阻む工夫がされていたのです。
初めて通る者にはその先が行き止まりであるとさえ思わせます。
萩城は後方は海と断崖絶壁に守られているので侵入するとなると堀内市区からとなるわけでそれでこのような工夫で侵入者を防ごうとしていたのです。
場所は分かり難いですが、地元の人に聞けば十中八九知っています。
口羽家住宅から徒歩で行ける距離なので、口羽家住宅にお寄りの際にはセットで行ってみてはどうでしょうか。
- 施設の満足度
-
3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 道が狭くあたりには駐車場もありません
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 人通りや車の通りなど交通量は土日でも少ないです
- バリアフリー:
- 3.0
- 特に配慮されていませんが道自体はいいです
- 見ごたえ:
- 3.0
- ただ見ただけでは感動は少ないかもしれません
クチコミ投稿日:2014/12/16
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する