江戸時代の末期にペリー来航時に造られた品川台場の中で、唯一陸上の砲台の跡地です
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- 旅行時期:2014/12(約11年前)
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by かつのすけさん(男性)
品川 クチコミ:25件
品川区の東品川の台場小学校の正門の前に、小さな灯台のレプリカと砲台の跡地があります。この跡地が御殿山台場砲台跡です。「台場」とは、砲台を設置した要塞のことをいいます。嘉永6年(1853年)にペリーが来航し、1年後の再来を宣告して帰って行きました。
幕府は江戸防衛のために台場の建設を急ぎました。
このときに造られた江戸湾の台場を「品川台場」と呼び、当初は11基の建設が予定されました。品川の御殿山などから土を運び、埋め立てによって海上に人工島を築きその上に砲台を設置するという計画でした。
実際に建設されたのは8基で、御殿山下台場は唯一の陸上の台場でした。現在の台場小学校の敷地は、御殿山下台場の半分を占めており、外郭の道路を道なりに行きますと五角形になっており、かって砲台だったことが確認できます。
品川台場のうち現在も残っている台場は、第三台場と第六台場で、第三台場は「台場公園」として、臨海副都心の一部として一般に開放されています。
唯一陸上に建設された御殿山台場跡地は、現在周りは学校とマンション等に囲まれて、江戸時代にここから東京湾が見えたとは思えないような雰囲気です。
この場所に品川の海岸沿いに陸続きで五稜形の砲台が築造され、約150門の大砲が備えられましたが、試射のみで実際には使用されませんでした。
いかにも、急ごしらえのような感じがしまして、ペリー来航時の幕府の慌ただしさが目に浮かぶようです。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 京浜急行、北品川駅より徒歩5分
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 目立たない小さな跡地です、人込みも気になりません
- 見ごたえ:
- 3.5
- 江戸時代にペルーが来航し、幕府が守りを堅めようとした形跡が伺えます
クチコミ投稿日:2014/12/04
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