心を豊かにする和歌とのふれあい、武蔵国分寺ならではの・・・

4.5
旅行時期：2014/09（約11年前）

by Holisunさん（男性）

国分寺・小金井クチコミ：1件

　武蔵国分寺は国分寺の南口、西国分寺駅との中間を南に下ったところにあり、国分寺断層の崖下、平野部が開けるところにある。
　古代から清水が湧き出ていたため、人が住み着き、全国に建てられた国分寺の中でもひときは大きなものがそこにあったのだ。
　奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、武蔵国国分寺・国分尼寺として７５０年ごろに七重の塔を有する立派な仏院が存在したわけでその寺院跡にあたる。　　現寺院については焼失後再建されたものであります。
　この国分寺は草木に名前札がつき、それにちなんだ和歌が添えられているので、各地の短歌同好会のグループが押し寄せ、境内を散策しながら、また、本堂を拝借して歌会をしたりと文化の香りが一杯だ。
　散歩道に沿って小川が流れ何とも風情があり、都会の喧騒を忘れての一日を楽しむことができるのはありがたい。
　国分寺よりちょっと行くと東京都立薬草植物園があり、そこでは野に咲く薬草の紹介をしているが、玉川上水の散策路も加えたら一日緑の中に身を置くことができ、生きていることに感謝の気持ちが自然と出て来るから不思議である。　