五千円札の裏の絵はココのカキツバタなんですよ!!
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- 旅行時期:2014/06(約12年前)
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by wisteriaさん(男性)
刈谷・知立 クチコミ:482件
毎年、五月になると満開を迎えるカキツバタは有名です。
平安時代から在原業平により「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもう」と読んだ歌でも有名ですが、昔は鎌倉街道、東海道を旅する人たちが持っていた今で言うガイドブックに載っていて旅人はここに立ち寄っていたものでした。しかし、お土産にとカキツバタの株を根こそぎ持ち去る人がいて株は絶えてしまったんです。それを知らずに来た旅人はとても残念に帰っていったという話も文献で残されています。その後、あまりにも無残な姿を惜しみ、住職さんがカキツバタの株を植え現在のようにまた復活したのです。
まだ昔のカキツバタが群生していた頃、ここのカキツバタの絵を尾形光琳が「かきつばた屏風」を描いています。現在は国宝中の国宝として根津美術館にありますが、5000円札の裏の絵にもなっています。尾形光琳はもうひとつここのカキツバタを八つの橋と一緒に描いた「八橋図屏風」と言うのがありますが、残念なことに日本ではなくアメリカのメトロポリタン美術館にあります。
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- 人混みの少なさ:
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クチコミ投稿日:2014/06/03
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