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天才打者イチロー選手が愛したチャーハン

  • 3.0
  • 旅行時期:2013/11(約11年前)
ヤブレイヌさん

by ヤブレイヌさん(男性)

博多 クチコミ:31件

かなり以前から、『イチロー選手がオリックス・ブレーブス時代に、「この店のチャーハンを食べるとホームランが打てる。」と言って、ホークスとの試合で福岡へ来たら必ずチャーハンを食べに行っていた店が福岡市内に在るらしい。どうしても、その店にイチロー選手本人が行く事が出来ない場合は、その店へチームメイトが持ち帰りとして買いに行っていたらしい。』という噂は聞いていて、気になっていたのですが、最近になって漸く、その店の所在を知る事が出来ました。

その話を二男に振りましたら、『早速、行ってみよう!!』と言いますので、期待に胃袋を膨らませて行きましたが、その日は月曜日で、あいにく店休日でした。

日を改めて翌々日、『正午前後は混雑しているだろうから、幾らか昼食どきのピークを外して行った方が良いだろう。』と、二男が言いますし、また仕事の都合も有り、お店に着いたのは午後1時半を過ぎた頃でした。
その店舗前には数台の駐車スペースが有るのですが満車で、駐車場が空くまで待つ事にしました。
車の中から店内を伺いますと、店舗は決して新しいとは言えず、また驚く程には清潔とも言えず、食事中の人達は、ガテン系・妙齢の女性数人連れ・タクシーの運転士・ビジネスマン風等々、まさしく人種の坩堝?でした。
そのさまを見た二男と僕は顔を見合わせ、『イチロー選手は変わった人らしいから・・・。』と、言いかけて、また店内を見ると、食事を終えて勘定を済ませた人達が店を出るところでした。
食事を終えた人達の車が出ましたので、僕らは駐車して店内に入りました。
時計を見ると2時少し前で、入口と店内の壁には、『営業時間 11:30~15:00 17:30~21:30、オーダーストップ30分前』と書いてありましたので、少し安心しました。

改めて店内を見回すと、チャーハンを食べている人が多いのに驚きました。中には、入店するなりメニューも見ずに、『チャーハン、大盛り!』と注文するガテン系の人も居ました。
カウンター席以外は、畳敷きに卓袱台が四卓ほど、その一卓では妙齢の女性達が、お互いの定食やチャーハンを取り分けて食べながら、『美味しいわねぇ~!』を連発されており、更に壁には、当地のテレビやラジオ番組が取材に訪れた際に書かれたと思しき『美味しかった~!』等と書かれた色紙がズラリと並んで、当方の期待は高まるばかり、女将さんらしい女性が水の入ったコップを持って来て下さるまでに素早くメニューに目を通しましたが、何を注文すれば良いものやら、やはりチャーハンにすべきか?と迷いつつ、『何にする?』と二男へ問い掛けましたが、二男も逡巡しているらしく、『何が良いかねぇ?』との返事でしたので、僕は思い切って、『よし、きょうはコレでいこう!』と別紙メニューを指差して言いました。

そのメニューは、『ツー・ショット エビチリ 春巻 唐揚げ 酢豚 エビ水餃子 チャーハン 2人で3200円 3人でスリー・ショット4800円 4人でフォー・ショット6400円』と書かれていました。

水が入ったコップを持ってきて下さった女将さんらしい方に、別紙メニューを指差しながら、『ツー・ショットをお願いします。』と言いましたら、その女性はニッコリ笑って大きく頷き、『ハ~イ!』と、返事をされました。

二男と僕は女性が立ち去る後ろ姿を眺めながら、僕が『一人当たり1600円というのは、他の定食類に比べるとイイ値段だが、きっと、この店の御主人の自信作と名物を集めたコースに違いない。まずは、これを食べてみようや。』と言いましたら、二男も我が意を得たり、とばかりに頷き、「旨かったら、次は鳥栖の両親(二男のカミサンの両親)と一緒に来よう思う。あの親父さん、美味しいモノを食べたら、「がばいウマか!」と喜ぶんだ。』と言いました。

少し待っていると、その女将さんらしい女性がスープ碗や小皿数枚を持って来られ、『ツー・ショットは準備が要りますから、暫く時間が掛かります。待てますかねぇ?』と訊かれましたので、僕らは勿論、『ハイ!』と答えました。

それから更に待つ事暫し、時計の針が二時半近くを指す頃、エビチリが運ばれて来ました。
『お待ち遠様!』、女将さんらしき女性は満面の笑顔で僕らの卓袱台にエビチリの皿を置くと、店舗の入口に提げてあった『営業中』の札を『準備中』に引っ繰り返して、調理場の方へ消えました。
それからは次々と、春巻と唐揚げの盛合せ、酢豚、エビ水餃子、そして期待の大本命であるチャーハンが供され、そのスピードに負けじとばかりに、空腹の極みだった二男と僕は只管に食べて、無事に営業時間終了の三時少し前に全てを食べ終えて、すっかり満腹になりました。



しかし・・・、イチロー選手と違い、こちらのチャーハンを食べたからといって、僕にはホームランを打てそうな気はしませんでしたので、これが天才であるイチロー選手と僕の違いであろうと、改めて自分が凡人以下の人間である事を自覚できた昼食でした。

天才打者イチロー選手が好む味覚・食感に興味が有る方は、話のタネに一度行ってみられると良いでしょう。

施設の満足度

3.0

利用した際の同行者:
その他
一人当たり予算:
1,500円未満
利用形態:
ランチ
アクセス:
2.0
コストパフォーマンス:
3.0
サービス:
3.0
雰囲気:
3.0
料理・味:
3.0
バリアフリー:
3.0
観光客向け度:
3.0

クチコミ投稿日:2013/11/08

いいね!:5

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