広島風お好み焼き
- 3.5
- 旅行時期:2013/10(約11年前)
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by ヤブレイヌさん(男性)
博多 クチコミ:31件
勤務先の近くで、殆ど毎日通る道沿いに、『広島風お好み焼き』の旗が出ている店舗があります。
今までは何気なく通り過ぎていたのですが、或る時、二男が『あのお好み焼き屋さん、時々御主人らしい人が店の前で、ムツカシイ顔をしながら納品業者らしい人と話をしている。一度、行ってみたい。』と、言いますので、行ってみました。
駐車場は店舗前に4台分があり、その日は一台が駐車しているだけでしたので、楽に駐車する事が出来ました。
『いらっしゃいませ!』の声に迎えられて店舗に入りますと、室内は思ったよりも広く、カウンター席と四人掛け、六人掛けのテーブルが有りました。
こちらは四人でしたので、四人掛けのテーブルに着きましたが、何となく僕が知っている『お好み焼き屋さん』の雰囲気とは違います。
そうです、この店はカウンターにもテーブル席にも、鉄板が無いのでした。
もしかすると、僕が知っている様な鉄板が客席に置かれているのは、『大阪風お好み焼き』の店で、この店の様に、『広島風お好み焼き』の店では、『最も美味しい具合に焼かれたお好み焼きを席へ運ぶので、敢えて客席に鉄板は不要』という考え方かもしれない、と思いました。
それはとにかく、何を食べようか?と献立表を見ましたが、中々種類は豊富です。
『広島風お好み焼き』との事でしたが、広島風でも、普通の広島風、キャベツを使わずネギを使った広島風、ソバの代わりにウドンを入れた広島風、ソバもウドンも入れない広島風、そして『大阪風』も献立表に載っており、こちらもキャベツの代わりにネギ、ソバかウドンを入れる『大阪風』等、更に大きさや入れるソバやウドンの量の大小、追加する具のアレコレ、が書いてあり、また焼ソバ、焼きウドンにも様々なバリエーションと量の大小が有り、尾道ラーメンも名物、との事でした。
また、『広島風』、『広島流』、『大阪風』、『大阪流』と、『風』、『流』の言葉が使われていましたが、『風』と『流』の違いは分かりませんでした。
そして、特に『当店は、「みっちゃんいせや」の流れを汲む広島風です。』との張り紙が壁に有りましたので、僕が知らないだけで「みっちゃんいせや」は広島の名店なのだろうと思います。
『どれにしょうか?』と、散々迷ったのですが、三人ですので三種類を注文してシェアして食べる事に決め、焼ソバの中盛り(ソバ玉一個半)、広島風ソバ入りにイカ天追加、広島風ネギ焼きに牛スジ追加、の三品に決めました。
大阪では、一人ずつ好みのモノを一枚ずつ注文し、今回の我々の様にシェアして食べるのは邪道だそうですが、こちらの店は広島風ですので構わないだろう、と思いましたら、やはり店の方が銘々皿を用意して下さいました。
コテと箸も持って来て下さり、献立表の後の方には『コテの持ち方と使い方』がイラスト付きで解説されていました。
食べたのは、焼ソバ中盛り(ソバ玉一個半)650円、イカ天入り800円、イカ天は市販のパリパリとしたモノを細かく割って入れてあり、イカ天の風味とパリパリがフンニャリに変わった食感が楽しめました。
牛スジ入りネギ焼き1100円は、煮込まれた牛スジは柔らかく少し甘辛い味付けでした。
どれも美味しかったのですが、僕個人としては、やはり鉄板の上でジクジクと焼き増ししながら少し裏の方がパリパリと焦げた位を食べるのが好みです。
また、皿に盛られてくる、お好み焼きは、一見、切れている様に見えるのですが、実は裏面まで切れていないので、取り分ける時にコテで切らなくてはなりませんが、皿には段が付いていて、オマケにソバ入りですので、中々切りにくかったです。
え?ムツカシそうな御主人ですか?
はい、お勘定を済ませて『ご馳走様でした。』と店を出る時に言いましたら、『有難うございました!』と、満面の笑顔で見送って下さいました。
ムツカシイ顔は納入業者向けの顔の様です。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 一人当たり予算:
- 1,000円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 2.0
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 観光客向け度:
- 3.0
クチコミ投稿日:2013/10/22
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