消滅するかも?
- 4.0
- 旅行時期:2005/12(約20年前)
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by minutehandさん(男性)
早川 クチコミ:1件
赤沢は身延山中腹の急斜面に位置する山村集落で、日蓮宗の総本山身延山と、同じく日蓮宗の霊山七面山を結ぶ参道の中間に位置し、「講中宿」と呼ばれる宿泊施設を中心に栄えた宿場です。
最盛期には9軒の旅館があったそうですが、道路整備等により参道の利用客が減り、現在では1軒の旅館のみが営業を続けているそうです。写真ではほとんどわからないのですが、旅館の軒先には「講中札」と呼ばれる講の指定旅館の標示板が何十枚も掲げられており、独特の雰囲気を醸し出しています。
集落へは、狭く急な山道を登って行きます。車がすれ違える幅ではないので、対向車が来たらどうしようと思いながら登って行きましたが、対向車が来ることはありませんでした。集落に入っても、とてもひっそりとしていて、赤沢を歩き回った30分ぐらいの間、ついに一人の人にも出会いませんでした。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、古い街並みが残っていますが、多くは空家のようでした。また、たぶん、その当時整備されたらしい「歴史文化公園休憩処」も閉まっていて看板も文字が消えかかっていました。
その時、近い将来には消滅してしまうのではないかと心配になりましたが、もう訪れてからだいぶ経ちます。現在の様子がとても気がかりです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/07/14
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