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旧上関番所

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鳩子の海 上関を歩く

  • 5.0
  • 旅行時期:2010/05(約16年前)
Dr.Poohさん

by Dr.Poohさん(男性)

柳井・上関 クチコミ:2件

上関は、中関・下関と共に防長三関として瀬戸内海の海上交通の要所として重視され、海峡があることから、瀬戸内海が人や物の大幹線であった近代以前から、海上交通の要衝として栄えてきました。

海峡を挟む上関・室津は、平安時代にはすでに港町として形成され、室津・江戸時代には、大陸と港を結ぶ中継基地として、更には、参勤交代の大名船、朝鮮通信使の船など多様な交流・交通の拠点として発展を遂げました。このため、長州藩はこの地に番所を置き、警備や参勤交代の大名や使節の接待などを行なっていました。
上関の港は絶好の風待ち、潮待ちの港で、町では商業が栄え、今は沿岸漁業の港に変身しましたが、その町並みはまだ往時の面影を残しています。

近くには、四階楼があります。
明治十二年に、明治維新の志士 小方謙九郎が建てた、全国でも珍しい四階建ての擬洋風木造建築です。山口県内最古の木造建築の1つでもあり、外観内装とも凝った造りが見られ上関の歴史を偲ぶことができます。
壁に描かれた模様は、全て漆喰でできた飾りです。職人の技を感じられます。天井裏から明治十二年の築造の記が出てきたため、山口県指定文化財から重要文化財となりました。
内・外面にある漆喰の装飾もすばらしい芸術品で、一見の価値があります。
また、四階には、天井に鳳凰の見事な彫り物が中央に配され、周囲の窓は往時からある色ガラスのステンドグラスがあります。
ここに住んだ人の斬新さを感じ取られ、維新にかかわった人であることに納得してしまいます。

のんびり散歩が似合う場所です。


施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
3.0
車がないと厳しいです
人混みの少なさ:
5.0
のんびりと街並散策ができます
見ごたえ:
5.0
こんな場所にこんな素晴らしい建物があるとは

クチコミ投稿日:2013/07/05

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